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フェラーリ・ジャパンは10日、今年3月に開催されたジュネーブ国際モーターショーで発表した「GTC4ルッソ」の極東エリアプレミアを東京で開催し、日本で初披露したと発表した。

マラネッロの4シーター・コンセプトを再解釈して生まれた「GTC4ルッソ」は、ドライバーとパッセンジャーの両方にスポーティーさと快適性を提供するモデルとなる。そのネーミングは、「330GTC」および「250GT ベルリネッタ ルッソ」といったモデルに由来している。「330GTC」は50年前に誕生したモデルで、その同じ年にフェラーリは日本に拠点を構え、今年50周年を迎えた。

エンジンは最新のV型12気筒自然吸気が搭載される。排気量は6,262ccで最高出力は690cvを発揮。この圧倒的なパワーにより、0-100km/h加速は3.4秒をマークし、最高速度は335km/hに達する。第4世代サイドスリップコントロール(SSC4)をベースに開発された4RM-S(4輪駆動、4輪操舵)システムも採用。あらゆる走行状況に対応でき、とくにローグリップ路ではその真価を発揮して安定性と快適な乗り心地を提供する。

エクステリアは、シューティングブレーク・クーペのコンセプトを洗練させたもので、リアに向かって細くなるシェイプでありながら、4名の乗員に対して十分なスペースを確保している。インテリアには、ドライバーとパッセンジャーが優れたドライビング・エクスペリエンスを共有できるよう、多彩な機能を備えたデュアルコクピット・アーキテクチャーが新採用された。ナビゲーションやインフォテイメントシステムにも最新のものが搭載されている。

(山津正明)