減塩に有効な「すい臓がんを予防する」食卓作りのコツ3つ

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米アップルの共同創業者スティーブ・ジョブズ氏が命と落としたのは、すい臓がんの転移による呼吸停止でした。すい臓は、肝臓と並んで“沈黙の臓器”と言われ、気付いたときにはがんが進行していた……となるくらい、恐ろしい状況になるまで症状の出にくい臓器です。

自分自身はもちろん、大切な家族をすい臓がんで亡くしたくないですよね?

今回は、国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センターが提供しているがん情報サービスを参考に、すい臓がんについての理解を深め予防策としての食事について考えていきましょう。

 

■1:そもそも、すい臓がんってどんな症状?

すい臓は、人間の消化を助ける働きとホルモンの産出に関わる非常に重要な働きを持っています。その部分ががんに侵されると、どんな症状を招くのでしょうか?

すい臓が肝臓と同じく“沈黙の臓器”と言われる所以でもありますが、早期の膵臓がんにはこれといった特徴的な症状が無いのです。

・なんだか胃のあたりや背中が重苦しい

・何となくおなかの調子がよくない

・食欲がない

といった症状で受診して、検査をした結果すい臓がんだった……なんてことが少なくないのが現実。まさかこの原因がすい臓がんだとは誰も想像しないでしょう。

何気ない生活の中で、上記のような症状はよくあることですよね。だからこそ、重篤な病変だと思わずに放置してしまい、がんを進行させてしまうのです。

次に、すい臓がんが進行してくると、黄疸(おうだん)が出る場合が多いです。体がかゆくなったり、尿の色が濃くなったりするのが特徴です。この他にも糖尿病を発症したり、血糖のコントロールが急にできなくなったりすることがあります。

この様に、初期症状では判別がしにくいので、定期的に検査をしておくことが重要になってくるでしょう。

 

■2:すい臓がんと食事の深い関係を知ろう

すい臓がんは、“食事と関係の深いがん”と言えます。その理由として、すい臓が分泌する膵液には、タンパク質や炭水化物、脂質を分解する酵素が含まれており、食べた物の消化に活躍するからです。

欧米化した食卓が日常的になってしまうと、高脂肪な食事によって消化不良になり、下痢などを引き起こしやすくなりますので、食事はなるべく消化のよいものをバランスよくとることが重要です。

すい臓の負担を減らすことを考え、以下の点に気を付けた食事が望ましいです。

(1)1回の食事量を減らす

一度にたくさんの量を食べると消化吸収が追いつかなくなってしまうので食事は控えめの量を少しずつ食べるようにしましょう。これは、すい臓がんの手術後に実践されている食事法だそうです。

(2)植物性脂肪を積極的に摂る

さらには、欧米食に代表される動物性脂肪を控えて、植物性脂肪を摂るようにすることも大事です。日本人ならではの伝統的な食事として好まれてきた大豆製品や魚といった良質なタンパク質をとることで、消化吸収に良い食事となります。

(3)摂取する塩分を減らす

濃い味付けが習慣化してしまうことや、普段肉ばかりを食べるようになってしまうとすい臓がんになるリスクが増加すると考えてよいでしょう。

食の欧米化、あなたの家庭の食卓は大丈夫でしょうか? すい臓の働きと食事に関わるメカニズムを知ったうえで、あなたのご家庭の食生活をすい臓がん予防ができるものに変化させるポイントをお伝えします。

 

■ポイント1:香辛料をふんだんに料理に使う

使う食材を肉より大豆製品や魚を積極的に……となると、やはり醤油や味噌といった塩分タップリの味をつけてしまいがちです。

しかし、素材の味がそこまで強くないからこそ、塩分に頼らずに香辛料をふんだんに使うことをオススメします!

香辛料によって味に深みが出ると、自ずと塩分が不要になります。ただの塩味だけでは料理は美味しいとは思えませんよね? それと同じです。

香辛料による、深く奥行きのある味わいを知ってしまったら、塩や醤油でしょっぱいだけの料理はもう食べられなくなることでしょう。

 

■ポイント2:ダシのうま味成分で塩分をカット

食卓の欧米化を防ぐ術として行いたいことは“ダシ”を取ることです。欧米の食事にはダシを用いる概念がそもそもありません。

大国イギリスでの国民食は“フィッシュアンドチップス”。魚と芋を油で揚げ、塩をふりかけただけの料理です。

古くは、食事はおなかを満たすための儀式でした。それを今では余暇として楽しむようになったのです。美味しいものが食べたいと思ったら、その時は自宅でダシづくりから始めてみませんか?

ダシのうま味成分によって、塩分が少なくても満足できる味わいを実現することが可能です。塩分カットを望むのであれば、迷わずダシを自分でとることをオススメします。

 

■ポイント3:香り(鼻)と味(舌)への働きを考えた調味をすること

口に入れた瞬間の味には、香りという要素が大きく関わってきます。風邪をひいてしまって鼻がイマイチ調子の悪いときには料理を美味しく感じない……という経験をしたことが、どなたでもあるのでは? まさにそれは、香り(鼻)と味(舌)に大きな関わりがあるからです。

香りを引き立てる方法として、チャーハンの仕上げに醤油を数滴フライパンに焦がすような感覚で入れるのがオススメです。

また、回転すしチェーン店では、醤油が霧になって出るタイプの醤油さしを使用しているところもあります。調味液を霧状にすることによって、広範囲にかかり、香りも十分楽しめる。量そのものは増えておらずむしろ減っているのに、食べる側としては香り高い様子と舌に触れる範囲の広さで十分な塩味を感じ取ることができるのです。

なんの違和感もなく減塩食を実践したい人にはもってこいです。

 

いかがでしたか? 毎日の食卓作りこそが、すい臓がんにならないようにするための工夫をすべき場所。大切な家族の健康を守ることができるのは、毎日家族の食事を作る主婦の力が大きいです。

なってからではどうしようもないのが病気。ならないようにするために、最善を尽くした食事で食卓を彩ってみてはいかがでしょうか。

(ライター 清水希枝)

 

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【参考】

※ がん情報サービス膵臓がん基礎知識 - 国立がん研究センターがん対策情報センターがん情報サービス

 

【画像】

※ sunabesyou / Shutterstock