ニキビ・吹き出物の場所で体の不調がわかる 「肌トラブル⇔内臓」相関図

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こんにちは。三軒茶屋で女性の為のプライベートオーダーメイドメンテナンス鍼灸院の「アムラス鍼灸」の美月綾乃です。

連載7回目のテーマは「お顔の状態で不調がわかる!?」です。

この季節の変わり目は自律神経もバランスを崩しやすく、血流リンパの流れも悪くなりやすい時期。鏡を見ると、「こんなところに吹出物、ニキビができている...! 血色悪い!くすみ、シワも...!!」なんて、恐怖に陥る、なんてことも。

おでこ、眉間の肌トラブルはここが弱ってる!

実はそのお顔のトラブル、内臓の不調が原因かもしれません。東洋医学でいうと、「きれい=健康で美しい=五臓(肝、心、脾、肺、腎)のバランスが整っている」ことを指します。

この五臓というのは西洋医学の臓器の名前と似ていますが、定義が違います。

西洋医学=内臓そのもの

東洋医学=内臓の機能

つまり、東洋医学では、顔のどこにニキビや吹き出物ができているかで、体のどこが悪いのか、を知ることができるのです。

1 おでこ、眉間など=心の機能低下:ストレスなど
2 鼻のてっぺん=脾(胃)の機能低下:消化不良、胃もたれ、胃の不調
3 右頬=肺の機能低下;気管支炎、のどの痛み、風邪、咳
4 左頬=肝の機能低下:生理トラブル、血行不良、寝不足
5 顎ライン=腎の機能低下:足のむくみ、体の疲れ、婦人科系トラブル

これだけは知っておきたい!顔の万能ツボ

ではそれぞれの不調が分かった場合、どのツボで改善していけばよいでしょうか? 毎日押せるツボをお伝えしていきますね。

1 心のツボ:「神門(しんもん)」:手首のしわの小指側、押して響くところ→心の不安定を改善して、ストレスや動機を沈めていくツボ

2 脾(胃)のツボ:「足三里(あしさんり)」:ふくらはぎの前の大きな骨を上までさすっていってひざ下で止まったところの外側際、押して響くところ、→胃腸不調の改善や粘膜に効くツボ、胃痛や胸やけ、鼻炎などに効果的

3 肺のツボ:「太淵(たいえん)」:手首のしわの親指側の端、押して響くところ→肺を元気にして機能を高めるツボ

4 肝のツボ:「太衝(たいしょう)」:足の甲、親指と人差し指の間のくぼみ、押して響くところ→於血や生理痛、目の下のクマ、自律神経のバランスを取り、リラックスするツボ

5 腎のツボ:「太渓(たいけい)」:内くるぶしとアキレス腱の間にあるくぼみで押して響くところ→腎臓の機能の働きを高める、疲労感、疲れ、むくみ、足の疲れ、代謝アップに効くツボ

そして、これだけは知っておきたい「お顔の万能ツボ」がこれ!

合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の間、人差し指側の骨の真ん中くぼみで押して響くところ→万能ツボともいわれ、特にお顔の不調に効果があります。お顔の血流よくして血色よくし、くすみクマを改善、歯痛、目の疲れ、肩こりなどにも効果的!

まずは自分自身のお顔やお体に目を向けて、日々の体調を感じてみてください。そこから自分がどの状態にあるかなどがわかり、それに対しての自分に合ったツボを発見できると思います。

年齢を重ねると少しの体調の変化を見つけることが、とても大事になってきます。

それがゆくゆくの年齢を感じさせないお体やお顔つくりにつながっていくので、5年後10年後のご自身のためにも、是非にこのツボをアンチエイジングに活用してみてくださいね。

美月綾乃鍼灸師、美容鍼灸師。会社員時代に体調を崩したことをきっかけに、東洋医学を学び鍼灸師になる。 2万人の施術経験から、2011年三軒茶屋に「アムラス鍼灸」を開業。2013、2014年、2015年とisotベストサロン大賞受賞。美容鍼、産後骨盤矯正、マタニティ鍼灸、子宮メンテナンス、かっさマッサージなどオーダーメイドメンテナンスが好評。