NASA、1284個もの太陽系外惑星を新たに確認。ケプラー宇宙望遠鏡が発見した惑星候補の分析を自動化

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NASAが、新たに1284個の太陽系外惑星の存在を確認したと発表しました。すべてケプラー宇宙望遠鏡が発見したもの。ケプラー宇宙望遠鏡は2015年までに1030個の惑星を発見していましたが、今回の発表でその数が一気に2倍以上に増加しました。

また、確認された惑星群のうち550個は地球のような岩石質の大地があり、さらに9つの惑星は、ハビタブルゾーンと呼ばれる、生命の誕生に適した環境に位置していることがわかっています。

これほどまでに大量の惑星の存在を一気に確認できたのは、コンピューターによる自動確認プロセスを導入したから。このプロセスでは観測から得られた惑星候補のデータをコンピューターで統計的に分析し、確度99%と判定したものは自動的に惑星として認められるとのこと。

コンピューターだけで大丈夫かという気もするものの、動作試験では確認済みの惑星984個をきちんと見分けており、その実力は折り紙つきと言って良さそうです。もちろん選にもれた惑星候補のなかにもわずかながら惑星が存在する可能性が残ります。ただほかにもまだまだ大量の惑星候補が確認作業の順番待ち状態であることから、NASAはそちらの分析を優先させるとしています。

NASAの宇宙物理部門ディレクター ポール・ヘルツは「ケプラー宇宙望遠鏡の運用開始以前は、太陽系外惑星が希少なものなのか、また普通に存在するのかすらわかっていませんでした。しかし現在では、ケプラー宇宙望遠鏡と観測チームの働きによって、恒星よりも惑星のほうが多く発見されるようになりました」と語りました。

今回の発表によってこれまでに確認された太陽系外惑星約3200個のうち2325個を発見したことになるケプラー宇宙望遠鏡は、現在も恒星の前を惑星が通過した時の光量の変化などから惑星の存在を発見するトランジット法での惑星探査を続けています。また後継となるトランジット系外惑星探索衛星(TESS)も2017年に打ち上げ〜2018年の稼働を控えており、地球型惑星の発見ミッションを引き継ぐ予定になっています。

いまだ地球外生命の存在は確認されていませんが、こうした惑星分析の積み重ねのなかから、いつか地球とそっくりで生命あふれる惑星が発見されるかもしれません。