中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)には、英国やドイツをはじめとする先進国も参加したが、日本と米国は参加を見送った。AIIBはすでに始動しており、日本が主導するアジア開発銀行(ADB)とパキスタンの道路建設プロジェクトに対して初の協調融資を行う計画だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)には、英国やドイツをはじめとする先進国も参加したが、日本と米国は参加を見送った。AIIBはすでに始動しており、日本が主導するアジア開発銀行(ADB)とパキスタンの道路建設プロジェクトに対して初の協調融資を行う計画だ。

 中国メディアの東方頭条はこのほど、日本はなぜAIIBへの参加を見送ったのかと疑問を投げかけつつ、1つの山に2匹の虎は住めないという意味の「一山不容二虎」との言葉を用いて、日本がAIIB参加を見送った理由を考察した。

 記事は、日本がAIIBへの参加を見送ったことについて、中国側は「いつでも日本を歓迎する」との見解を示している一方で、中国共産党機関紙・人民日報系のメディアは「日本など参加せずとも、AIIBは健全な運営が可能であり、日本の参加は不要である」などと論じていることを指摘した。

 さらに、経済的な観点から言えば、日本がAIIBに参加しない理由はないはずだと指摘、アジア各国のインフラ整備事業は日本企業にとっても大きなビジネスチャンスだったはずとしながらも、日本がAIIBへの参加を見送ったのは「政治的な理由にほかならない」と主張。

 また、日本は中国に対して戦略的互恵関係を強調する一方で、安倍首相がアジアのインフラ整備に向けて1100億ドルの拠出を行う方針を打ち出したことを指摘し、日本がAIIBへの参加を見送ったのは「中国とアジアにおける主導権争いを展開するため」であると主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)