宇宙の謎を解明すると期待され、2月に打ち上げられたX線天文衛星「ひとみ」。異常回転で両翼から太陽電池パドルが分離したため、4月28日にJAXAが復旧断念を発表した。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 宇宙の謎を解明すると期待され、2月に打ち上げられたX線天文衛星「ひとみ」。異常回転で両翼から太陽電池パドルが分離したため、4月28日にJAXAが復旧断念を発表した。

 残念ながら運用断念となったX線天文衛星「ひとみ」について、中国メディアの捜狐はこのほど、「ひとみ」から太陽電池パドルが分離したのは初歩的なミスによるものだったと伝え、ミス1つで310億円がゴミになってしまったと主張。ミスが発生してしまったことに対して「日本人はまじめで謹厳だと言われているのに、ミスをするなんて」と伝えている。

 記事は、米航空宇宙局(NASA)などの協力を得て最新技術を搭載したひとみは順調な滑り出しを見せたとしながらも、わずか1カ月後には音信不通になり、最終的に運用断念を余儀なくされたいきさつを振り返った。

 宇宙空間への機器打ち上げはそもそも簡単なものではなく、日本の科学者にとってある程度の不具合は想定内の問題だったはずだ。事実、問題が起きることを想定して修正するための機能は備わっていたものの、その機能の設定にミスがあったのだった。

 記事は打ち上げから「たった1か月のひとみが度重なるトラブルで宇宙に放り出され、孤独に回転しているのを見て無数の研究者がトイレで泣き崩れであろう」と主張。幸い、打ち上げから8日後にはデータを収集し始めており、まったく収穫がなかったわけではなかったが、「日本人はまじめで謹厳だと言われているのに、ミスをするなんて」と指摘、初歩的なミスによって運用断念となったことに信じられないとの見方を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)