"仮想ナイジェリア"のガーナ戦に向けて手倉森監督が抱負を語った。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 リオ五輪代表を率いる手倉森監督が5月10日、強化試合・ガーナ戦(11日19時15分キックオフ)の前日記者会見を開いた。

 今回の強化試合は、リオ五輪本大会の初戦・ナイジェリア戦のシミュレーションが主な目的。手倉森監督は、アフリカ勢との対戦の狙いを、「身体的な特徴や彼らのしなやかなプレー、足が伸びる(ように感じる)ディフェンスのリーチの長さ。それに対応しながら、なるべく早く適応する。そして彼らのスキをついていく。そういうゲームに持ち込めればと思います」と語った。
 
 また、本大会での対世界での戦いを見据えて、「まず世界と戦う時に必要なのは積極的な仕掛け。そして闘争心ある守備。この二つはやり続けないといけない。上手さでいなそうというサッカーは世界では通じない」とし、さらに次のように言及した。
 
「ゲーム形式の練習では、日本人同士の戦いだけにつなぐ意識が高いんですけれど、明日(ガーナ戦)はあんな綺麗に崩せないだろうな、と。そうなった時に攻撃のバリエーションを持たせるには、ボールを奪った時にまず前に行く姿勢が大事になる。それによって相手の守備体系、守備意識がどうなのかを見ながらポゼッションをするといった形で優先順位が下りていくものだと思います」
 
 日本が得意とするポゼッションに固執するのではなく、隙あらば速攻を仕掛ける"臨機応変さ"が必要だということだろう。

 この"臨機応変さ"は、守備面についても同じで、「ボールを取られたら奪い返しに行く。そのなかで、前で取れるなら前からプレスに行くし、逃げられればどんどん追わなければいけないだろうし、押し込まれればゴール前で身体を張らないといけない。そういうバリエーションを持った対応をしないといけないと思います」とも語った。

 なお、このガーナ戦はチャリティマッチとして行なわれ、収益のすべてを義援金として、熊本県義援金口座とサッカーファミリー復興支援金口座に寄付する。