8日、中国では政府にとって都合の悪い情報へのアクセスを遮断する検閲システムが導入されているが、「開発者の個人情報を調べ上げよう」との呼び掛けがネットに書き込まれた。資料写真。

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2016年5月8日、中国では政府にとって都合の悪い情報へのアクセスを遮断する検閲システム「グレート・ファイアウォール」が導入されているが、米国に居住しているメディア関係者で、オンライン活動家でもある温雲超(ウェン・ユンチャオ)氏がツイッター上で、「その機能強化の開発に関わる専門家と技術者5人に汚職や生活に問題がないか調べ上げよう」と“人肉検索”(さらし行為)を呼び掛けた。ボイス・オブ・アメリカが伝えた。

開発に関わった5人とは、いずれも南京郵電大学の出身者で、情報安全学部の陳偉(チェン・ウェイ)主任、博士課程指導官の楊庚(ヤン・グン)教授、理工科強化クラスの張偉(ジャン・ウェイ)、2013年度生の沈●(シェン・ジン、●は女偏に青)、12年度大学院生で中国石化石油物探技術研究院に所属している李晨陽(リー・チェンヤン)。

5人の発表した論文から、その開発した検知システムが利用されると、中国本土から規制をかいくぐって外部サイトにアクセスすることが困難になることが予想されるという。温氏の呼び掛けに「人権侵害だ」との批判も出ているが、温氏は逆に「奴隷根性もはなはだしい」と応じている。(翻訳・編集/岡田)