写真提供:タイ国政府観光庁

海外旅行好きの間で話題なのが“テーマのある旅”。観光地を巡るだけではなく、特別な目的を持って旅をすれば、それは一生忘れられない思い出になるはず。

“テーマのある旅”の中でも、はじめの一歩としておすすめなのが「祭り」に参加する旅。地元の人が大切にしてきた祭りを体験すれば、旅先の文化を肌で感じられる。その国やそこに暮らす人々への敬意を持ちながら参加したい。

 

タイの奇祭「ピーターコン祭り」


ピーターコン写真提供:タイ国政府観光庁

今回ご紹介するのは、タイの活気に満ちたユニークな祭りの一つ「ピーターコン祭り」。有名な仏教説話が基となる祭りの舞台は、タイ北部のルーイ県ダンサーイ市。 “精霊”を模した奇抜な仮面とカラフルな衣装の村人たちによる華やかなパレードは必見!

仮面写真提供:タイ国政府観光庁

元々は、収穫前の雨乞いや、厄払いの目的も持つピーターコン祭り。「ピー」=霊、「ター」=目、「コーン」=仮面劇 の意の通り、村人たちは巨大でド派手なお面と、カラフルな衣装を纏って精霊になりきり、軽快な音楽に合わせて街をパレードする。このお面は、ココナッツの樹木から作られ、頭上には枝の細工などを施した蒸し籠を乗せているそう。

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祭りの期間中はWat Ponchai(ポーンチャイ寺院)を中心とした仏教寺院で、僧侶たちによる読経が行われ、パレードの他にも衣装コンテストや、ダンストーナメント、雨乞いのためのロケット花火の打ち上げや厄払いの儀式など、盛り沢山のイベントが予定されている。

 

村が熱気に溢れる3日間


パレード写真提供:タイ国政府観光庁

ピーターコン祭りは、毎年6度目の満月を迎えた第一週目に行われるのが習わしで、2016年は7月6日〜8日の3日間に予定。

祭りは、まだ日が昇る前の午前3時からスタート。集まった僧侶たちはポーンチャイ寺院にて特別な儀式を執り行う。その後、9時よりパレードが行われ、ポーンチャイ寺院にてステージ・パフォーマンスやピーターコン・コンテスト(少年の部)を予定。ケオアーサー通りではピーターコン・ショーも開催される。

村人写真提供:タイ国政府観光庁

お祭りが最も盛り上がると言われるのは2日目。午前10時、ダンサーイ区役所にて執り行われるオープニング・セレモニーを皮切りに、初日に引き続きステージ・パフォーマンスやピーターコン・パレードで街中がお祭りの熱気で満ち溢れる。13時にはピーターコン・コンテスト少年部門の決勝戦も行われる予定。その後、ポーンチャイ寺院へ神様を移動する儀式が執り行われる。その後は、バンファイ(ロケット花火)の打ち上げやピーターコン・マスクの厄払いの催される。

3日目の最終日は、ポーンチャイ寺院にて僧侶たちによる読経が行われ、このフェスティバルの収束を告げる。

 

実際にピーターコン祭りに参加した現地レポーターの耳寄り話!


自転車写真提供:MiO (http://tripping.jp/author/57)

昨年のピーターコン祭りに参加したTRIPPING!バンコクレポーターMiOさんから聞いた体験談と耳寄り情報をお届け。

 
--ピーターコン祭りはタイの人々にも人気ですか?
ピーターコンは日本人の感覚でいうと、よさこい祭や阿波踊り、祇園祭りの様な感じで、いわゆる風物詩のひとつです。タイの人々からも「有名なお祭りだし、一度は行ってみたい!」という声が多いですね。

仮面写真提供:MiO (http://tripping.jp/author/57)

 
--ピーターコン祭りの魅力はずばり!
色彩が豊かでタイと日本の感覚の違いを肌で感じることができます。日本ではなかなか考えることのなかった「生きる」「豊穣」「繁栄」ということの意味を原点に戻って考えることができたのも良かったですね。あとは、ぶっ飛んだオブジェと表現力に圧倒されて、視野がものすごく広がりました。(笑)

山車写真提供:MiO (http://tripping.jp/author/57)

 
--ピーターコン祭りに行ったら、これだけはやった方がいいことはありますか?
パレードを思う存分見学しながら、写真を沢山撮ることはもちろんなのですが、会場にあるピーターコン博物館での記念撮影もおすすめです。会場周辺の市場巡りや、センスのいいコーヒーショップ兼雑貨店で一休みしつつ、お土産探しするのもいいですよ。あとは、時間に余裕があれば夜開催されるアフターパーティーに参加するのも面白いです。すごい盛り上がりです。

博物館&雑貨店写真提供:MiO (http://tripping.jp/author/57)

アフターパーティー写真提供:MiO (http://tripping.jp/author/57)

 
--お祭りに参加する以外に、周辺で観光などされましたか?
果物園に行き、ドラゴンフルーツやパパイヤ狩りをしました。もぎたてフルーツはみずみずしくて美味しかったですし、ランチで行った併設のレストランもどの料理もおいしくて良かったです!その後、Wat Pha Sorn Kaew (วัดพระธาตุผาซ่อนแก้ว)に行きました。とても美しく、今までで一番感動したお寺でした。

寺院写真提供:MiO (http://tripping.jp/author/57)

 
--今年参加する人へのアドバイスなどあれば教えてください。
日差しが強かったので、帽子やサングラス、日焼け止めは必ず持って行って下さい。あと、歩きやすい靴で行って下さい。雨期に入るのでカッパがあれば安心だと思います。

Airasia写真提供:MiO (http://tripping.jp/author/57)

 

ピーターコン祭りまでのアクセスをチェック!


タイ北部ダーンサ-イ市で開催されるピーターコン祭り。バンコクからのアクセスは、バスか飛行機が一般的。

バスの場合は、モーチットのバスターミナルからルーイまで約9時間、さらにルーイ市内バスターミナルからダーンサーイ行きのバスに乗車して約1時間〜1時間半ほど。

飛行機の場合は、バンコク空港からルーイまでノック・エアー(Nok Air)とエア・アジア(AirAsia)が毎日運航、ルーイ空港からダーンサーイまでは、空港にあるタクシーをチャーターして約1時間半から2時間ほど。路線バスや空港バスがないので交渉制。

自力で向かうには若干ハードルの高い印象だが、バンコクや各都市から出発するツアーがあるので、参加するのもおすすめ。日本発着のツアーもあるので、一案に入れたい。

 
「ピーターコン祭り 特集」の“後編 (http://tripping.jp/asean/thailand/42688) ”では、日本発着のツアーをご紹介。気軽にピーターコン祭りを楽しめる上に、タイ北部の観光もセットになっている盛りだくさんの内容が魅力。

 
ピーターコン祭り 特集
前編:世界の祭りに参加しよう!タイの奇祭「ピーターコン祭り」 (http://tripping.jp/asean/thailand/42672)
後編:日本から行こう!タイの奇祭「ピーターコン祭り」 (http://tripping.jp/asean/thailand/42688)