2016年5月10日、イタリアのプレミアムブランドであるマセラティは、ブランド史上初となるSUV、レヴァンテを発売。

ガソリンモデルは9月頃、ディーゼルモデルは来春からデリバリーを開始すると発表されました。

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3月のジュネーブモーターショーで発表されたマセラティ・レヴァンテが属するラージサイズのインポートSUVクラスは、2016年に入ってからアウディQ7、ボルボXC90、メルセデス・ベンツGLSとニューモデルが続々と発表されている注目のカテゴリーです。

その中にレヴァンテが登場したことで、さらにシェア争いに拍車が掛かるのは確実でしょう。

穏やかな風から瞬時にして強風に変化することのある地中海の暖かな風が名前の由来となっているレヴァンテは、これまでのSUVの概念を変えるスタイリングと高い走行性能を備えています。

レヴァンテのプラットフォームは、ギブリをベースに進化させ、クアトロポルテのような流麗なクーペスタイルを採用しています。ボディサイズは全長5003mm×全幅2158mm(サイドミラー含む)×全長1968mmで圧巻の迫力を誇ります。

車両重量はガソリン車が2109kg、ディーゼル車が2205kgですが、前後50:50という理想的な重量配分とこのクラスで最も低い重心位置、そしてフロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリングという足回りには、状況に応じて5つの車高が設定できるエアサスペンションの採用により卓越したオンロード性能と、高いオフロード走破性を両立させています。

搭載されるエンジンは3LV6DOHCツインターボと3LV6ディーゼルターボの2種類。

3L V6DOHCツインターボはレヴァンテとレヴァンテSに搭載され、レヴァンテの最高出力は257kW(350ps)、最大トルクは500Nm。レヴァンテSは最高出力316kW(430ps)、最大トルクは580Nmを発生します。

一方のレバンテディーゼルに搭載される3LV6ディーゼルターボは最高出力202kW(275ps)、最大トルク600Nmを発生します。

全車ミッションはZF製の8速AT、駆動方式はインテリジェントな4WDシステムが組み合わされ、最もハイパワーなレヴァンテSは最高速度は264km/h、0-100km/h加速が5.2秒とスポーツカーに匹敵するパフォーマンスを発揮します。

インテリアは人間工学に基づいて設計されたプレミアムレザーを使用したフロントシートは乗員を心地良く包み込み、体をしっかりとサポートしてくれます。

またレザーがふんだんに使用されたインテリアは、ユーザーの好みに合わせてカスタマイズすることが可能。スポーティシートやカーボン素材を使用したスポーツパックをはじめ、イタリアの伝統を取り入れたラグジュアリーパックなどが用意されています。

また、ダッシュボート中央には8.4インチのマセラティタッチコントロールプラスを採用。AppleのCarPlayに対応するだけでなく、シートヒーターやエアコンなどのコントロールも可能となっています。

トランク容量は580Lを確保し、高い実用性も兼ね備えています。

マセラティの歴史の転換点となるモデルであるレヴァンテの価格はレヴァンテが1080万円、レヴァンテSが1279万円、レヴァンテディーゼルは価格未定となっています。

これまでのマセラティの価格設定から考えると、かなり戦略的な価格と言えます。このレヴァンテの登場によって、より激しいマセラティ旋風を巻き起こしそうです。

(萩原文博)

マセラティ初のSUV、レヴァンテは戦略価格の1080万円から。ディーゼルは来春(http://clicccar.com/2016/05/10/371202/)