なにかに失敗したり、他人の心ない言葉に傷ついたり、生きている限り、心が凹んでしまうことが必ずあります。でもそれをずっと引きずっているか、あるいは気持ちを切り替えて前に進めるかは、自分次第。今こそ打たれ強いメンタリティを養って、傷ついてばかりの人生に終止符を打ってみましょう!

“まぁなんとかなる”――ポジティブになれる秘訣

同じようなネガティブなできごとがあっても、ずっと気にしてしまう人とそうでない人の違い――それは嫌なことがあっても“まあなんとかなる”と楽観的に構え、自分を追い込み過ぎないことです。さらに「なにか別の方法があったかもしれない」と過去のことを悔やむより、その状況をどうすれば好ましいものに変えられるか、頭を働かせられるか、ということもあります。
そんなふうにポジティブになれる秘訣をまとめてみると……。

自分自身をなぐさめる言葉を持っている

なにか嫌なことや好ましくないことが起こったとき、とっさにどんな自分の内なる声が聞こえてきますか? 自分のせいだと責めたり、自分を否定するようなネガティブボイスになっていないでしょうか? とっさの反応ではそうなりがちですが、そんなときこそ「大丈夫、きっとなんとかなるわ」と自分をなぐさめられる言葉を持っているかどうかが大事。
そうすることで、パニックになったり、被害妄想に陥ったりするのを防ぐことができます。自分に厳しすぎるネガティブボイスは心をむしばむだけなのでご用心!

自分の精神ケアをおろそかにしない

もし自分の幸せをきちんと願えるなら、罪悪感・不安・精神的動揺に心がのっとられないよう、きちんと「心のケア」をすることも忘れてはいけません。そのためには、感謝の気持ち・愛情・ユーモアといったポジティブな感情で心をできる限り満たせるよう、意識してみましょう。つらいことがあったとき、“お笑い”の力で心の底から笑ってみることも貴重な“自己セラピー”と言えます。
またあまりにも多くのことに悩まされ心が疲弊しないよう、毎日わずかな時間でも“瞑想タイム”を設け、自分の精神状態と向き合ってみることもおすすめです。ストレスの多い生活を送っている人こそ、こうした精神ケアをおろそかにせず、きちんと自己管理することを心がけて下さい。

“ネガティブな事態”の原因は、自分以外にあると悟る

ネガティブなコメントや状況に接したとき、その原因はすべて自分にあると思ってしまうと、どうしたって心は落ち込んでしまいます。とくにまじめで責任感の強い人ほどそんな傾向にありますが、なにもすべてを自分で抱え込んでしまうことはないのです。
誰かがあなたに対してきつくあたるのは、じつはその人自身がどうしようもないストレスを抱えていたのかもしれないし、なにもかも自分の思い通りにできることなんてほぼ不可能です。ネガティブなことを引き起こしている原因は自分のコントロールできる範囲外のものにある、そう悟ることで感情的にならず、もっと客観的に状況を判断し、自分を必要以上に責めることもなくなります。

過剰反応してしまう“トリガー”(引き金)を特定する

普段から精神的に傷ついたり、ダメージを受けやすいという人は、ある種のパターンがあることに気づくはず。いったいどんなことで傷つくのか、過剰反応してしまうのか、その引き金となっている“トリガー”を特定してみましょう。それは自分自身の劣等感やコンプレックスかもしれないし、誰か特定の人に対する苦手意識なのかもしれません。
たいていその原因は自分自身の心に潜んでいます。これがわかれば、自分の弱点もはっきりするし、その対処法も考えやすくなります。

まとめ

どんなに打たれ強くなろうと思っても、心が折れそうなときはやっぱりあります。そんなときは、“自分にはコントロールできないものがあると理解し、受け入れる。”こと。心がムダに傷ついてしまうのは、ある意味“すべて自分の思い通りになるはず”という思いの裏返しなのです。
でもそれは思い込みにすぎず、正しいことでもありません。自分の身の回りに起きるすべてのことをコントロールできるわけではない、でもそんな状況に対し、自分がどんな反応をするかはコントロールできる、そう思うことで、軽々しく動じたりしない落ち着いたメンタリティを育てることができるでしょう。

▽ 参考記事: 『nature&Health』3月号 p.82