いわゆる“できる男”に出会うと、そのご機嫌なテンションと器の大きさ、周りをぱっと明るくする社交性などに圧倒されるときがあります。それこそが彼らの魅力であり、いくつもの成功を呼びこんできたエネルギーの源です。
しかしいっぽうで、口ばかり達者でその場を盛り上げることにたけてはいても、実際には中身がまるでからっぽの男もいます。ひとくちに“楽しい男”といっても、その違いを見極めることができなければ、付き合う女性の運命には雲泥の差があらわれます。

ふりまわされる恋に悩む女性たち

なぜかいつも彼氏の浮気やモラハラに悩み、泣いている女性がいます。彼女の彼氏とのエピソードはどこからきいてもNGの連続! 「それなのになぜ付き合おうと思ったの!?」と彼女に問いかけると「だって、一緒にいて楽しかったんだもの」とのこと……。
彼女は男の調子のいいノリと言葉にまどわされて、いつしか「この人とは相性がいいのかも!」と錯覚してしまったようです。以来、男からぞんざいな扱いをされても口のうまさにまるめこまれてしまい、負のスパイラルから抜け出すことができないのだとか……。

女を不幸にする男は、責任逃れが得意

ときに、話をきく限りでは“できる男”かと間違うほど口のうまいダメ男がいます。飲み会など初対面の席では、たいていコミュニケーション力のみが相手をはかるツールとなりますから、話の面白い男に好印象を持つのは自然なことです。
そんなとき、私は決まって彼らに自らの失敗談をきき出すことで、相手を判断することにしています。一番ダメなのが、失敗を人のせいにする男。「自分の失敗談を話して」とお願いしているのに、結論は被害妄想と責任逃れの言葉ばかり。私からきいておいてなんですが、本当にうんざりします。話の中で人を見下す男も同等です。
また、失敗を武勇伝化する男も決して悪い男ばかりではありませんが、明らかに小者です。“できる男”であれば、過去のヤンチャしたエピソードを話すよりも、将来の展望の話で盛り上がります。つねに先を見ている男にとって、過去は自慢するものではないのです。

話が楽しい男よりも、生き方が楽しい男を選ぼう

逆にイチオシなのが、失敗を糧に今を生きている男。例えば私の知人に、不運な家庭環境のもとで育ち、青年期は正真正銘の不良でありながらも、成人してからは会社を起こしその利益で児童福祉施設の運営にも携わっている人がいます。
彼は「当時はたくさんの人に迷惑をかけたから、今から罪滅ぼしというか、恩返しをしなくちゃ」と恥ずかしそうに苦笑いをしていました。同じ失敗でも、こちらの話はきいていてまったく苦にならず、むしろ清々しい印象になったのを覚えています。
女性を幸せにしてくれる男というのは、こういう人物です。彼の周りには人が集まり、彼自身もつねにご機嫌な性格です。そのハッピーな雰囲気からは、若い頃にひねくれていた時代があったことなど想像がつかないほど。
“できる男”たちと一緒にいて楽しい理由は、単に話が面白いからではなく、その歩んできた人生そのものが面白いからです。口だけにとどまらない行動する人物だからこそ、好きになった相手へもうわべだけではない本物の愛情を証明してくれるのです。
もしもあなたの恋人の条件が“一緒にいて楽しい男”ならば、その“楽しい”の意味をはっきりさせなければ、幸せな恋愛はできないのです。