このままでいいの?「挑戦し続ける自分」をつくる思考術【この春、新しい自分に♯4】

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あなたは自分の枠を広げるために、何か意識してやっている事はありますか? 新しい事に挑戦し学び続ける事で、世界が広がり新しい出会いも生まれます。

今回は、心理カウンセラーの筆者が、この春新しい自分になるための思考術をご紹介する第4弾。どうしたら挑戦する自分を創造できるかについてお伝えします。

■小さな1歩を踏み出さなければ、始まらない

まず、今の自分に何を上乗せしていけば、自分の思う将来を描けるのか考えてみましょう。

今の自分+α=“輝く未来の自分”です。

5年後や10年後にイメージをふくらませ、そこで笑っている自分に会いに行ってみましょう。そしてそこまでの道のりを、おおよそ描いてみるのです。

夢を叶えるまでの道のりは、先の方まではクリアに見えないかもしれません。でも、“まずは1歩を踏み出してみること”これが重要です。

■失うものと得られるものを書き出してみて

次に重要なポイントは、必要以上に失敗を恐れないこと。初めてやる事に失敗は付き物です。

時々、1度の失敗で「自分にはもう生きていく資格がない」くらいの事をおっしゃる方がいますが、人間は果たして最初からそんなに完成度の高いものでしょうか。

どうしても不安が大きくて前に進めない時は、最悪の事態になったら一体何を失うかを考えてみましょう。

失うものと、うまく行って得られるものを天秤の両方のお皿にそれぞれ乗せてみるのです。

この時、できればその内容を全部紙に書き出してみると効果的です。頭で考えている事と、実際視覚化して目の前に並べて眺めてみるのでは、捉え方も得られる気づきも違うからです。

そして「やるぞ!」と決めたなら、もう半分は終わったようなもの。後はやる気をどうキープするか、という事だけですね。

■やる気を保つためのコツは「具体化」すること

挑戦することを決めたら、ゴールを達成した時点の自分をどんどん具体化して、距離を縮めて行きます。

・挑戦を続けてゴールに到達したあなたに、親しい友達や家族は何と声をかけてくれるか

・声をかけられたあなたの気持ちはどうか

・ゴールした時、どんな風景が目に映っているか

・心の底から感謝の気持ちが湧いてくるか

・じんと目頭が熱くなるか

・ゴールに到達した先に見える未来の可能性は何か 

などなど、より目標を達成した状態をリアルに感じられるように、未来の自分を想像してみてください。

成功イメージに1度自分を落とし込む事で、達成感をリアルに味わうと俄然やる気が湧いてきます。

凛として自信に満ちた笑顔のあなたが居る場所は、きっともうすぐそこですよ。

【筆者略歴】

※ 波登かおり ・・・ 心理カウンセラー。『自己肯定観向上プログラム』を確立。セルフコントロール“自分の元気の作り方”を提案している。著書『1分間元気チャージ』幻冬舎他。

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※ GaudiLab / shutterstock