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日銀が「賃上げETF」を
3000億円の買い入れへ

日銀は4月、設備投資や人材育成に熱心な企業に集中投資するETFの購入をスタートした。年3000億円の買い入れ枠が設定され、今後の追加緩和での上積みが見込まれる。

新ETFの基本設計は、「設備・人材投資に積極的な企業」の応援。安倍政権が成長戦略として掲げる、日本の稼ぐ力を伸ばしていく企業に投資する。安倍内閣が財界に強く要請する賃金引き上げも銘柄選定要件である人材育成策なので、新ETFは別名「賃上げETF」とも呼ばれる。

4月4日の初回買い入れは12億円と小規模だった。新ETF上場が新年度に間に合わず、日銀はJPX日経400連動型のETFを代替的に買ったとみられる。

今後、野村アセットマネジメントや大和投信などの大手運用会社が賃上げETFを上場させ、日銀が購入対象に指定することになる。日銀が新ETFの購入を増やしていけば、組み入れ銘柄が市場全体を上回る値上がり率になる公算が大きい。

個別の銘柄選定は各運用会社に任されることになる。ただ、単純な設備更新や賃上げに加え、地方創生に沿った地方工場の拡充や女性の管理職登用率などの国策に沿った銘柄が選ばれることになりそうだ。女性が働きやすい企業を東証と経済産業省が選定した「なでしこ銘柄」の採用も濃厚だ。