雲海テラスでは、温度など気象条件が合えば美しい雲海を眺めることができる。写真は滝のようにダイナミックな動きが楽しめる太平洋産雲海

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美しくダイナミックな雲海が楽しめることで知られる、星野リゾート トマムの「雲海テラス」(北海道勇払郡占冠村)が、5月14日(土)より2016年の営業をスタート。初日の5月14日には今年の豊雲を祈願する「オープニングセレモニー」が行われる。

【写真を観る】雲海テラスで神秘的な景色を眺めながら特別な朝の時間を楽しもう。公式ホームページでは毎日15時ごろより翌日の「雲海予報」を公開。チェックしてお出かけを

山頂など高い場所から見下ろすと、雲が海のように広がって見える雲海。これは気温や湿度、風向や風速などの条件が合致したときに生じる、特別な自然現象だ。ゴンドラで13分、標高1088mのトマム山のゴンドラ山頂にある雲海テラスでは、そんな自然のアート「雲海」を間近で楽しむことができる。雲海が発生しやすい立地や気象条件を持つものの、発生確率はシーズンを通して約3割から4割。それゆえ、見られればラッキー、そして2度と同じ姿は見ることはできない、一期一会の景色なのだ。

2015年には、雲の上を歩いているような感覚を体験できる新デッキ「CloudWalk」が誕生するなど、2006年の誕生以来、年々進化を遂げる同施設。評判が評判を呼び、奇跡の絶景をひと目見ようと、2015年には過去最高の12万7881人がこの地を訪れた。

「オープニングセレモニー2016」では、朝4時からゴンドラがスタートする。雲海仙人の挨拶、そして今年の豊雲を祈願し、来場者と共に、願い事を書いたウィッシュバルーン一斉に放つセレモニーを行う。

期間中は、天国に一番近いカフェとして人気の「てんぼうかふぇ」でコーヒーやマフィンなどの軽食を楽しめるほか、売店ではテラス設置のポストから無料で全世界に送ることのできる「雲海ポストカード」を販売。毎週土日月と祝日には、美しい景色を眺めながらの「雲海ヨガ」も体験できる。

自然をもっと満喫するなら、雲海テラスからトマム山山頂までおよそ40分の気軽な軽登山もおすすめだ(雲海ゴンドラ山頂駅舎にて、登山届への記入が必要)。

北海道ならではの雄大で幻想的な朝の景色、そして緑豊かな自然が生み出す新鮮な空気。大自然に囲まれたトマムで、心洗われる特別な朝の時間を楽しんではいかがだろうか。なお、お出かけの前には、公式ホームページで前日15時ごろに公開される「雲海予報」も忘れずにチェックしよう。【北海道ウォーカー】