中国ではライブストリーミング(生放送動画)の人気が上昇中で、2億人以上の登録者がいると言われています。2016年4月から中国政府はライブストリーミングサイトで配信される暴力的・性的なコンテンツの取り締まりを開始しているのですが、新たに「セクシーにバナナを食べるライブストリーミング」の配信も禁止されることになりました。

China bans 'erotic' banana-eating live streams - BBC News

http://www.bbc.com/news/blogs-news-from-elsewhere-36226141

中国で配信されているライブストリーミングは配信者の30%〜40%が学生であるのに対して、視聴者の77%が男性という状況です。コンテンツは若い女性が視聴者に対して日々の出来事を話したり、食事や睡眠の様子を放送したりするものが多く、視聴者はお気に入りの配信者に対して現金を寄付します。寄付金はウェブサイトと配信者で分割されますが、人気のある有名な配信者は月に約16万元(約267万円)もの収入を得ているとのこと。



中国のライブストリーミングでは、露骨に性的・暴力的なコンテンツが中国文化部によって禁止されています。一方で、視聴者数を増加させるため、規制の一歩手前に挑むようなコンテンツを提供する配信者が増加しているとのこと。その一例が「女性が誘惑的にバナナを食べる」という内容で、多くの人気ウェブサイトで女性がバナナを食べるストリーミングが配信されています。中国政府はこのようなストリーミングを「性的コンテンツ」と見なし、新たな規制対象として発表しました。

中国国内ではインターネット検閲が敷かれていますが、ライブストリーミングに関しては従来のフィルターで監視することが難しいとのこと。そのため、中国政府はストリーミングサイトに対して暴力的・性的を禁止させていましたが、新たにウェブサイト側で規制対象のコンテンツを24時間監視するよう要求しています。

新規定にはバナナ以外にも、「ストリーミング中にストッキングやガーターベルトを着用しない」などの内容も盛り込まれています。しかし、「性的にバナナを食べる」というコンテンツをどう判断するかなどの基準はなく、「男性はバナナを食べてもいいのか」などの疑問が残るとのこと。「バナナの禁止後はキュウリを食べる」と予想するユーザーも存在します。