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セイコーエプソンと米Microsemi(マイクロセミ)は5月9日、IEEE-1588および同期イーサネット標準に準拠するネットワーク同期ソリューションで技術提携を行うことで合意したと発表した。

IEEE-1588は、イーサネットなどのネットワークを介して接続するクロックを同期するための標準プロトコル。今回の合意は、エプソンの温度補償水晶発振器(TCXO)である「TG7050EAN」が、IEEE-1588および同期イーサネット(SyncE)標準に準拠するマイクロセミのネットワーク・シンクロナイザーである「ZL30722」に適合・サポートする。

TG7050EANは、IEEE-1588 Precision Time Protocol(PTP)対応の短期安定性と、同期エラー対策を目的としたStratum 3対応の安定性を持つ。また、最大タイム・インターバル誤差(MTIE)が少なく、時間偏差(TDEV)が狭く、ワンダ特性に優れ、信頼性の高い動作を保証するという。送風などによる急激な温度変化の起こる環境下においても、高周波数と高安定性の双方を実現するとしている。

一方、ZL30722はスモール・セル・ルータおよびスイッチ、ブロードバンド・アクセス、キャリア・イーサネット機器、および基地局とバックホール機器などの無線機器のほか、スマート・グリッドおよび同期位相計測器など多様な分野で利用可能なネットワーク・シンクロナイザー製品。

今回の技術提携により、国際電気通信規格のITU-T G.813、G.823、G.824、G.8261、G.8262、G.8263への適合が可能になり、多数の無線および有線のプロトコルが要求する周波数精度と位相同期を実現し、ITU-Tのパケット・クロックに関する新規の仕様や勧告にも対応するとしている。

なお、TG7050EANは評価中であり、エプソンのTCXOであるTG-5500シリーズなどとともに、マイクロセミが今後ICファミリーへの適合ラインアップに追加する予定だという。

(山本善之介)