アピールに燃える代表復帰のFW浅野拓磨「ゴールパフォをできれば最高」

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 手倉森ジャパンが誇るスピードスターも、激しくなるポジション争いに危機感を感じているようだ。左足足底筋膜炎、右腸腰筋損傷と相次ぐケガに苦しみ、3月と4月の代表活動に参加できなかったFW浅野拓磨(サンフレッチェ広島)は、久しぶりのU−23日本代表招集に「しっかりアピールしないと」と気を引き締めた。

 リハビリ中はU−23日本代表の試合結果を気にしながらも、一日でも早く復帰できるように「常に自分がやれることは何なのか」と考えて治療に専念。4日に行われたAFCアジアチャンピオンズリーグ・グループステージ第6節のFCソウル戦で実戦復帰を果たすと、復活をアピールするゴールを決めた。早速、11日のガーナ戦に臨むU−23日本代表に招集された浅野だが、「自分は決してメンバーに入っているとは考えていない」と主張する。

 浅野は、今年1月のAFC U−23選手権(リオデジャネイロ・オリンピック アジア最終予選)で抜群の存在感を発揮した。決勝の韓国戦では、反撃の狼煙となる1点目のゴールと決勝ゴールを決めてチームを優勝へと導いた。それでも浅野に慢心はない。「ケガで活動に参加できなかった分、危機感をすごく感じている。まずは11日の試合でしっかりとアピールできるように頑張りたい」。

 対戦するガーナ代表については、「球際の部分は少しでも気を緩めていくと、完全に負けてしまうと思います。常に100パーセントで臨んでいかないといけない」と分析する。「僕自身は、チャレンジャーという気持ちでどんどんやっていければ」と意気込みを語った。

 今回の試合は、九州・熊本震災復興支援チャリティーマッチとして開催され、収益のすべてが義援金として熊本県義援口座とサッカーファミリー復興支援金口座に寄付される。浅野は「たくさんの人に見に来てもらいたいです。色々な方に応援されればされるほど、『頑張らないと!』という気持ちが出てきます。勝利して、一緒に喜びたい」と観戦を呼びかけた。もちろんゴールも狙っている。チームの勝利が最優先としながらも、「自分のゴールパフォーマンスをみんなの前でできれば最高」とゴール奪取に闘志を燃やす。おなじみの“ジャガーポーズ”は飛び出すのだろうか。

取材・文=高尾太恵子