私はこうしてフェイスブックで嫌われた

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行方が分からなかった同級生や元彼とつながったり、便利な一面がある一方で、Facebook(以下FB)をめぐるあらゆる問題が浮上。そこでここでは、FBでのある些細な事件によって、仲間割れしてしまったママ友たちの悲しいエピソードを紹介する。

●2人は競い合うようにFBに投稿するようになり…

「Aちゃんはとても明るくて活発。顔もかわいいので、幼稚園では顔も広く、とても人気がありましたね。彼女がいるととても盛り上がるので、ランチや飲み会の席にはほとんどいたし、付き合いも良かったので、あちこちの席からお呼びがかかっていたと思います」(Tさん 以下同)

Tさんは、Aさんと特に仲が良く、園の行事ではたいていいつも一緒にいたそう。

「私たちは6人グループで、飲み会もランチも必ずみんな一緒でした。ほかのママたちには言えないことも、6人の中では何でも話せる。金銭感覚やファッションの話も合うし、かけがえのない存在で、一生を共にしていける仲間だと思っていました。あの事件が起きるまでは…」

AさんはFBを始め、仲間のことや日常を綴り始めた。

「Aちゃんの影響で、グループのみんなもFBを始めたんですけど、私は基本的には面倒くさがりなので、プロフィール写真もUPせず、放置していたんですね。グループの中にいるMちゃんは、どちらかというとAちゃんに近い性格で社交的。彼女もまめに、ランチのことや子どもたちのこと、日々徒然をUPしていました。ある日私も、他の仲間に知らされて、ようやくアプリを開けて彼女たちのFBをのぞいてみたんですけど、Aちゃんが“ステーキハウスに行きました!”と写真をUPすれば、Mちゃんも“ここのイタリアンは最高!”とゴージャスな写真がUPされている。しかも、なぜか互いに“いいね”が押されていなくて…(笑)。今日はどこどこのランチに! ステキなカバンをゲット! とか、私たちからすると、どう見ても、互いが競い合っているようにしか見えませんでしたね」

FBを始めて以来、何となくギクシャクしているようにも見えたAちゃんとMさん。それでも6人の仲は変わらなかったが、ついにAちゃんがとんでもない事件を起こしてしまったのだ。

「私たちとのランチを断ったその晩に、違うママたちとのランチの写真をUPしてしまったんですね。おそらく、断ったことを忘れていたんでしょう。最初から“今日は〇〇ちゃんたちとランチするから…”と言ってくれれば、Mちゃんの機嫌を損ねることもなかったのに…。この事件が、2人の仲を引き裂く決定的な事件になってしまいました」

さらに驚いたことがあるとTさんは続ける。

「実は、Aちゃんが投稿をあげる度に、Mちゃんのスマホがアラート機能で鳴るんですよ(笑)。普通は、そこまで人の行動って気にならないですよね。後で違う仲間と『アラート機能にしているって、どれだけAちゃんの行動を気にしていたのか』という話になって…。なんか怖いですよね。卒業間近の事件だったので、私たちも卒業式までは何とか取り繕うことができましたが、彼女たちの争いにドン引きしてしまって、卒業後は、AちゃんやMちゃんとは一気に疎遠になりました。私たちはそれで良かったんですけど、皮肉にも、AちゃんとMちゃんの娘さんは、同じ私立小学校に合格してしまったんですよ(笑)。あれから3年経ちましたが、2人とも変わらずFBを更新している様子。風の噂で、同じ小学校にいるにも関わらず、決別したらしいと聞きました。ママ友同士の友情って、所詮はそんなもんなのかなぁ〜って。小学校に入ってからは、私もクールに…なるべくママ友に深入りしないようにしています」

おそるべし、FBの世界! 触らぬプライベートに祟りなしとはまさにこのこと。やはりママ友の世界に深入りは禁物なようだ。

(取材・文/ワタベユキ)