阿部寛と樹木希林が一緒になって客席に花をプレゼント!

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是枝裕和監督の最新作『海よりもまだ深く』の母の日トークイベントが5月8日の母の日にスペースFS汐留で行われ、主演でダメな息子を演じた阿部寛と、そんな息子をいつまでも愛する母親役に扮した樹木希林、主題歌を担当したハナレグミ、是枝裕和監督が登壇した。

是枝監督最新作『海よりもまだ深く』で阿部寛が大人になりきれない主人公に!

本作は、いくつになっても大人になりきれない主人公の良多と、そんな息子を深い愛で包み込む母の姿を中心に、夢見た未来と少し違う今を生きる家族を描いた心に染みる感動作。

小説家を目指すも一向に才能が開花せず、今は生活費のために探偵事務所に勤め、バツイチでギャンブル好きのダメ中年なのに、どこか愛おしく憎めない主人公の良多を演じた阿部は「最初に脚本を読んだ時に、ここまで自分はやれるだろうかと思うくらいのダメ男を演じさせてもらいました。でも自分の幼い頃、こういう大人いたなとか思い出しながら演じました」と挨拶。

良多の母親役を演じた樹木は、これが是枝組5作目となる本作の撮影現場について「是枝組の現場はいつもとがってなくていいわよ。私だけね、とがってるのは。映画をちゃんと作ろうという目的のためにみんながいるのよね。衣装が嫌だとかいう女優さんもいなかったし。私なんて、外出着と寝間着の区別がつかないような恰好だったわよ」と振り返り笑いを誘っていた。

そんな阿部と樹木が親子を演じるのは『歩いても歩いても』に続き2度目。本作での樹木の母親ぶりについて阿部は「団地という狭い空間の中で樹木さんと至近距離でガッツリお芝居ができてすごい嬉しかったです」とコメント。これを受け樹木は「私は圧迫感がありましたよ。団地の小さいお風呂にぎゅーと入っていて、前はローマ風呂に入っていたのに可哀相だったわよ」と、阿部主演の大ヒット作『テルマエ・ロマエ』を引き合いに出すと、会場からは笑い声がこぼれていた。

また、この日は母の日にちなみ、阿部、是枝監督、ハナレグミの3人が、樹木へのプレゼントを用意。代表して阿部が200本ものカーネーションの花束をプレゼントすると、樹木は「こんなお花買うお金があるんだったら、もっと何かあるでしょうに…。でもありがとう」とコメント。だが、こんなにたくさんの花は貰えないという理由で樹木は花を客席に配り始めた。その樹木を手伝う阿部との姿は、まるで本当の親子の様な雰囲気を醸し出していた。

『海よりもまだ深く』は5月21日より新宿ピカデリーほかにて全国公開となる。

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