先週、テレビ番組の取材でU-23日本代表の手倉森誠監督にインタビューする機会がありました。実は初めてお話しをさせていただいたのですが、非常に感銘を受けるお話しを聞かせていただくことが出来ました。

非常にストレートな方だったので、取材も充実した内容になりました。特にオーバーエイジをどうするかということについては、かなり詳しく語っていただいたので、そのぶん番組で放送することが出来なくなってしまいました。残念!

監督は基本的にオーバーエイジを3人、FW、MF、DFのそれぞれのポジションで使いたいとおっしゃっていました。ただし、ただ入れるだけではなくて、オーバーエイジが入ったことでU-23の選手たちが活性化できることが重要だとおっしゃっています。

北京五輪ではオーバーエイジを1人も使わなかったのですが、そのおかげで選手が経験を積め、現在のA代表の主力になっているという例もあります。また、今回のU-23日本代表の世代は「勝てない世代」と言われて、去年まで結果を出せずにいました。監督はその彼らの「見返してやりたい」という気持ちも十分にわかっているようです。

ただし、問題が1つあります。それはオーバーエイジの選手が参加できるかどうか。そこはチームとの兼ね合いになり、これから調整が行われるようです。そしてもし、第一候補に打診して断られたとき、第二候補の選手にするか、あるいはオーバーエイジを使わないで行くのか。そこにも監督には明快な答えがあるようでした。

それから僕がどうしても聞いて見たかったのは、最終予選の采配でした。1試合ごとにメンバーを変えて臨んだのですが、実はその選手起用はリスクを伴います。勝った試合に出ていた選手が外されると、不満を持つことがあるからです。お話を聞いていく間に、監督のマネジメント能力の高さと、人の心を掴む巧さがわかってきました。

正直に言うと、最終予選の前は僕も「リオ五輪出場は苦しいかもしれない」と思っていました。ですが、そんな場所で優勝を飾り、チームは乗っていていると思います。今回の取材で期待も高まりました。まだまだ紆余曲折あるでしょうが、手倉森監督にはぜひ頑張って欲しいと思います。