この期間、約1万本の花菖蒲が咲き乱れる

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植物の品種改良に積極的に取り組み、特に花菖蒲、アジサイの育種技術では世界トップの実績を誇る観光園芸園・加茂荘花鳥園(静岡県掛川市)。6月19日(日)までの期間中、毎年恒例の「花菖蒲・オリジナルアジサイ展」を開催、多くの観光客を集めている。

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2016年の展示は、「花菖蒲」に加え新たに「アジサイ」を大々的に付加。国内シェアの5割を誇る「KAMOオリジナルアジサイ」の展示をスタートさせた。

花菖蒲は、江戸時代からの庄屋屋敷と里山を背景にした自然の佇まいの前庭に広がる2万平方メートルに、1万本の花菖蒲を展開している。「自然循環型花園」を目指し「カモ農法」による無農薬花園で、食用発酵菌の土壌微生物群による有機農園など、身体に優しい癒し農園に、紫の花弁が咲き乱れる。

アジサイは、新品種を豊富に揃えた温室内展示と、庄屋屋敷内での古民家とのコラボ展示が楽しみ。また、KAMOオリジナルブランドアジサイの即売場も併設しているので、ぜひお土産に求めたい。

自然農法の一環として、園内や温室内では約150羽のカモや、シギ、オシドリなどの水鳥が生息、エサやりなどの触れ合いも楽しめる。

育種観光園芸と言う、ユニークなスタイルで自然を育む同園の、初夏の花イベントに出かけよう。【東海ウォーカー】