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足の親指の付け根の下の母趾球、小指の付け根の下の小趾球、カカトの3点を意識して歩くことが美脚への近道

足裏には身体のバランスを整えるセンサーがある

o脚やx脚、脚が太いなど、脚に自信がない人は、脚より「足」に問題があるのかもしれないと言ったら驚くでしょうか。足は直立した姿勢で一番下にくる人間の土台です。土台がしっかりしていない場所には正しく家が建てられないように、足部が安定していなければ、その上に乗っている脚を良い状態にすることはできません。また、足裏には脳に情報を送る多くのセンサーがあり、足裏にかかる圧力から判断して身体の位置情報を得ています。センサーがうまく働かないと身体のバランスは崩れ、そのまま歩いたりエクササイズを行っても、十分な効果は得られないのです。

足部は「筋膜」で全身とつながっている

また、足部は筋肉の形を作っている「筋膜」という膜を通して、頭部の眉間までつながっています。この「筋膜」は、たくさんの筋線維をキャンディーの包み紙のように包んでいるもので、足部から頭まで全身がこの膜を介して、つながり影響しあっているのです。
きれいな脚を作るには、土台となる足部の安定感と、足と全身のつながりを、頭と身体で実感することが大切です。

例えば立った状態で、足の親指の付け根の下の母趾球を軽く浮かし、小指の付け根の下の小趾球とカカトに体重をかけてみてください。このとき、足部を動かしただけなのに、左右のヒザのスペースが広がっていませんか? これがO脚です。逆に小趾球を軽く浮かし、母趾球とカカトに体重をのせてください。両ヒザが内側に入り、X脚のスタイルになるはずです。普段の足部の使い方が、脚の形に影響していることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

美しい脚、痛みのない脚に導く「足裏3点」

美しい脚を作るためには、まず、この母趾球と小趾球、カカトの足裏3点を意識することから始めましょう。この3点を意識して歩いてみてください。母趾球は浮いていませんか? 小趾球ばかりに体重がかかっていませんか?
普段、足裏3点を意識して歩くことはほとんどないと思いますが。ふとした時に思い出すだけでも、頭の中のボディイメージが変わり、動作に反映されます。それによってまっすぐでキレイな脚へ導くことができるのです。また、足裏3点を意識するだけで、ヒザの痛みや股関節の痛み、腰痛などが軽減することも少なくありません。

3点を結ぶアーチがイメージできると扁平足の軽減にも

足裏3点がイメージできるようになったら、次は頭の中で、その3点をそれぞれ結んで3つのアーチを描いてみてください。足全体でドームをイメージできましたか。
このアーチが崩れると、扁平足や外反母趾が起こることがあります。母趾球とカカトを結ぶ「内側アーチ」が落ちてしまうことを扁平足と言いますが、扁平足の方は頭の中でイメージしているボディイメージも、足の内側のアーチが落ちています。
ところが、頭の中で、足の内側にアーチがあることをイメージしてもらうだけで、アーチを形成する筋肉が活性化され、扁平足が軽減することがあります。足裏を意識することがいかに大切かを示す一例と言えるでしょう

【参考】
『筋膜ボディセラピー』