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エン・ジャパンは5月9日、「AIに代替される仕事、されない仕事」に関する調査の結果を発表した。対象は同社サイト「ミドルの転職」を利用する転職コンサルタント160名。期間は2016年4月9日〜19日。

○AIに代替される可能性が高い仕事1位は「一般事務」

「10〜20年以内にAIに代替されてなくなってしまう業務はあると思うか」を聞いたところ、76%で「あると思う」が最も多くなった。次いで「どちらとも言えない」(16%)、「ないと思う」(8%)と続いた。

「AIに代替されなくなると考えられる職種」を質問すると、1位は「一般事務・アシスタント・秘書系」(35%)だった。次いで2位は「経理・知財・会計系」(32%)、3位は「コールセンター」(30%)。以降、「社内SE」(27%)、「法務・コンプライアンス・知財系」「マーケティング系」(ともに26%)、「経営企画・事業企画系」(25%)と続いた。

上位3位の理由をみたところ、1位の「一般事務・アシスタント・秘書系」には、「人間しかできない判断やインスピレーション部分以外は、どんどんAI化して合理化しないと、少子高齢化で労働力人口の急激な低下に対応ができなくなる」「ルーチンワークであることが多く、顧客ごとに対応を変えることや、業務の改善・改革の必要性が少ない職種である」といった声があがった。

2位の「経理・知財・会計系」には「ルールにのっとって実施する業務は、膨大な過去データで傾向を分析し、ルールを守ることが求められるためコンピューターが得意とするところ」「人との接点が少ないと思われる業務は代替可能」などのコメントがあった。

さらに3位の「コールセンター」では、「音声認識技術とプログラミングの自動化の精度があがれば時間の問題だと思えるから」「コンピューター、分析器、画像処理等の機器が開発されて、スピードと精度が飛躍的にあがったが、AIにより更に複合的な判断業務が可能になったから」などの声があがった。

一方、「AIに代替されないと想定される職種」を聞いたところ、1位は「経営者・COO・経営幹部」(81%)だった。次いで2位は「経営企画・事務企画系」(54%)、3位は「営業系」(43%)。以降、「弁護士・弁理士」(42%)、「人事・総務系」(38%)、「コンサルタント系」(29%)となった。

トップ3位の理由をみると、1位の「経営者・COO・経営幹部」においては、「人が介在する中でも単純作業ではなく決定権が求められる。 また、責任が発生することや、人間の成長や行動に直接影響される業務は一部は代替されても全ては不可能だと思います」「合理性で解決できない仕事、創造⼒が重要な仕事」などの声があがった。

次いで2位の「経営企画・事務企画系」には、「企画することをAIに代替させるには、まだまだ難しい」「経営あるいは事業判断等での独自性が失われるため」などのコメントがあった。

3位の「営業系」には、「営業においては、人ならではの『コミュニケーション』や『個性』『キャラクター』などが、相手との関係構築に必要とされる要素の1つであると思う」「相手の感情やその場の状況をみてコミュニケーションをとらなければ、商品が良くても売れないと思うため」などの理由があがった。