中国が自転車大国と言われていたのも今は昔。経済成長にともない、中国人の足は自転車から自動車へと変化した。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の100人あたりの自転車保有数がアジアトップであると紹介しつつ、日本の自転車文化を紹介している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国が自転車大国と言われていたのも今は昔。経済成長にともない、中国人の足は自転車から自動車へと変化した。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の100人あたりの自転車保有数がアジアトップであると紹介しつつ、日本の自転車文化を紹介している。

 2005年時点の日本の自転車保有数は100人当たり68台で世界第6位だ。ちなみに第1位はオランダで109台、中国は31台で第17位だ。少し前までの中国と言えば自転車のイメージが強かったが、現在は街でもそれほど見かけなくなった。代わりにスクーターの様な電動自転車(電動アシスト自転車ではない)は普及している。

 記事は、日本には独特の自転車文化が存在すると紹介し、「日本は国土のわりに人口が多く、道も狭い」としつつも、日本では「自転車専用道路」が存在したり、歩道を自転車が走っても良いとされる一方で、自転車に乗る人は歩行者に道を譲っていると紹介した。
 さらに「日本は街づくりが上手」であるため、自転車で5分も走ればコンビニから郵便局、スーパー、学校など、日常生活でたびたび訪れる場所に到着できるため自動車より自転車のほうが便利なのだと指摘。経済が発展している日本で多くの人が自転車を好むことは、こういう理由があるためだと伝えている。

 中国では、電動自転車も自動車も歩行者に道を譲ることはない。中国にも道路交通安全法という法律は存在するが、日本人の目には無法地帯にしか見えないのが実情だ。また、中国では親が自動車で子どもの送り迎えをするのも日常的な光景で、子どもたちが自転車で通学することはないようだ。

 以前の中国では交通手段と言えば自転車だったが、現在では非常に珍しい存在となった。「日本は経済が発展しているのに、なぜ自転車に乗るのか理解できない」というのが中国人の感覚のようで、健康や環境を考えて自転車に乗る日本人の感覚は理解しづらいようだが、中国の大気汚染の深刻さを考えると、中国では自転車に乗ることは健康にはつながるものではなさそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)