中国メディア・捜狐は7日、「中国では物価の上昇が猛烈な勢いで進んでいる一方で、日本では20年もの間食品の価格が基本的に変わらないのか」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF) 

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 中国メディア・捜狐は7日、「中国では物価の上昇が猛烈な勢いで進んでいる一方で、日本では20年もの間食品の価格が基本的に変わらないのか」とする記事を掲載した。

 記事は、2008年に初めて日本を訪れた際に、日本の食品価格の高さに「飛び上がるほど驚いた」とし、留学生として日本の生活は厳しいと感じたことを紹介。しかし、5年後の2013年に中国に戻ってみると、今度は中国国内の食品価格高騰に衝撃を受けたとし「市場の生鮮食品の価格が倍になっただけでなく、大都市のレストランで支払う金額が、物価高で世界的に有名な東京と差がなくなっていた」と説明した。

 また、その間日本の食品価格は依然として5年前の水準にとどまっていたほか、今年初めに日本を再訪した際にかつてアルバイトしていたカフェに行ってみると、価格が8年前と変わらず、中国よりも安価な場合まであったとしている。

 そのうえで、日本の食品価格が長期的に安定している理由について「日本は先進国でGDP成長率が緩やか、社会や経済が安定しており、物価の上下動が大きくならない」、「日本経済がバブル崩壊以降、長期低迷状態に入っており、『失われた20年』と食品価格安定の時期が一致している」という2点を挙げて説明した。

 日本もかつて高度成長時代からバブル崩壊前にかけては、食料品をはじめとする物価が急激に上昇した。それを考えれば近年の中国における価格急上昇は決して不思議なものではない。むしろ、潜在的な経済力を考えれば今までが安すぎたと言えるかもしれない。  (編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)