ひとつは欲しいキッチングッズ。実用的で美しい「鍛金」の世界

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いい台所道具を使うと、料理がおいしく作れる気がしますね。かたちから入るって、大事だと思います。

今回は美しさと実用性を兼ね備えた鍛金(たんきん)のお鍋とテーブルウェアをご紹介します。

鍛金の鍋1

鍛金とは、1枚の地金を金槌で叩き、伸ばして器などを作る技術のこと。

この工程により生み出される、金槌で打った跡「槌目(つちめ)」が美しいんです。

表面の独特な曲面やシャープなラインは均一で、けれどひとつとして同じものがない。みる角度によって趣を変え、独特な模様が生まれるのです。そして、手作りならではの温もりと、手に馴染むしなやかなラインがいいんです。

鍛金の鍋2右から時計回りに、アルミ製取り分けスプーン(穴有、ナシ)丸小皿・フォーク・スプーン・長方形小皿・四角鍋(ゴールド色のものは真鍮)

もちろん、見た目の美しさだけではありません。

鍛金で作られたお鍋は表面積が広いため熱伝導率が良く、保温性も高く、軽くて使いやすいのです。

均等に熱が伝わるお鍋やフライパンは、プロの料理人に愛されているのも納得。

お皿やカトラリーなどのテーブルウェアもあって、和・洋・中を問わずコーディネートがしやすく、異素材とも組み合わせやすいところが気に入っています。お鍋をそのまま食卓に出しても素敵です。

抹茶のババロア

私のレシピ記事でも、鍛金のお鍋とテーブルウェアは何度か登場しています。

長方形小皿とフォーク。苦みがほんのりと広がる「抹茶のババロア」。

腐とえびのうま塩煮

四角鍋。ふんわりとろける「豆腐とえびのうま塩煮」。

鍛金工房 WESTSIDE33

鍛金の作品で、個人的に大ファンなのが、職人の寺地茂さん。

寺地茂さんは包丁・料理道具の有名店「有次」に、鍛金の鍋を卸していたそうです。

家庭用に使えるオリジナル製品が並ぶ京都の「鍛金工房 WESTSIDE33」で見ることができたり、台所道具が置いてあるセレクトショップでも、寺地茂さんの作品に出会えることがありますよ。

寺地茂

裏に茂作と彫られているので、裏側をチェックしてみてくださいね。