日本国内では鉄道の旅の楽しみの1つに駅弁を挙げることができる。日本の駅弁はその土地ならではの特産品がふんだんに使われ、駅弁を食べるために鉄道に乗る人もいるほどであり、弁当として1つのジャンルを確立した昨今では、百貨店で駅弁の販売会なども頻繁に行われている。

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 日本国内では鉄道の旅の楽しみの1つに駅弁を挙げることができる。日本の駅弁はその土地ならではの特産品がふんだんに使われ、駅弁を食べるために鉄道に乗る人もいるほどであり、弁当として1つのジャンルを確立した昨今では、百貨店で駅弁の販売会なども頻繁に行われている。

 中国メディアの東方頭条はこのほど、新幹線の車内で販売されている駅弁と、中国高速鉄道の車内で販売されている弁当を比較し、日中の駅弁の差に「涙が出るほど悲しくなる」と表現している。

 記事が「涙が出るほど悲しくなる」と表現しているのは、新幹線の車内で購入した駅弁が900円であるのに対し、中国高速鉄道の車内で購入した駅弁も50元(約822円)とほぼ同額だからだ。金額的には同じだが、その中身があまりにも違っている。

 新幹線の駅弁は主食と副食を合わせて9種類、色とりどりで見た目からして美味しそうだが、中国高速鉄道の駅弁は弁当の大半が白いご飯で、そのほかには豆の煮物のような副食が3種類だけ、しかも副食の量は非常に少ない。これで50元とは、「ぼったくり」と言って差し支えないほどだ。日中の駅弁の写真を見比べた時に、中国高速鉄道の駅弁のほうが美味しそうと感じる人は皆無であろう。

 中国経済が発展を続けていると言えども、多くの中国人にとって50元もする弁当は高すぎる。しかも、弁当の質も最悪だ。中国国内では「中国高速鉄道はもはや新幹線を超えた」などと主張する声が高まっているが、新幹線と中国高速鉄道のどちらの旅が快適で、楽しいものになるだろうか。駅弁を「旅客へのサービス」、「高速鉄道のソフトパワー」として見た場合、新幹線には到底敵わないのが現状だろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Piti Sirisriro/123RF.COM)