日本は資源に乏しい国だが、だからこそリサイクルや省エネが発達したという見方がある。中国にとって「ゴミ」にしかならなくても、日本の技術を使えば貴重な資源として活用することができるものも存在する。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本は資源に乏しい国だが、だからこそリサイクルや省エネが発達したという見方がある。中国にとって「ゴミ」にしかならなくても、日本の技術を使えば貴重な資源として活用することができるものも存在する。

 中国メディアの新華社はこのほど、大阪の下水汚泥処理場である舞洲スラッジセンターを紹介する記事を掲載し、中国にとっては廃棄物でしかない下水汚泥を「日本は宝に変えることができる」と驚きを示しつつ、日本の環境保護の理念や文化は中国にとって参考とすべき事例であると称えた。

 記事はまず、舞洲スラッジセンターを見学した際、「下水処理をしているにもかかわらず、鼻を突くような異臭はまったくしなかった」と指摘。敷地には緑も多く、非常に清潔かつ明るい建物であるうえ、下水汚泥処理場と聞いて想像していたイメージとはまったく異なっていたと伝えた。

 汚泥は下水処理場などで汚水を処理するときに発生する有機質の固体であり、産業廃棄物として扱われることも多いが、舞洲スラッジセンターでは汚泥を高い技術によって建設資材や石炭の代替燃料へと処理していると伝え、埋設処分どころか「貴重な資源」へと変化させていると紹介。

 日本の先進工業に屈服させられた思いだと伝えつつ、「資源の継続的な利用が世界的な課題となっている今、非常に感慨深いものを感じた」と伝えている。大気汚染をはじめ、環境破壊が深刻化しつつある中国において、日本の環境保護技術は喉から手が出るほど欲しいものであろう。高速鉄道の事例があるため、技術を中国側に軽々しく渡すことは避けるべきだが、中国の深刻な環境破壊は日本企業にとっては大きなビジネスチャンスだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)