2日、米誌フォーリン・ポリシー電子版は記事「世界16億人のムスリムへの食品提供を狙う中国」を掲載した。中国のハラルフードは信頼性ある国際認証を受けたものは少なく、世界のムスリムから信頼されていないという。

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2016年5月2日、米誌フォーリン・ポリシー電子版は記事「世界16億人のムスリムへの食品提供を狙う中国」を掲載した。

世界を席巻する中国商品、サウジアラビアのメッカやメディナなどイスラム教の聖地でもメード・イン・チャイナの文字は至る所で見かけるが、唯一中国商品が存在しないジャンルがある。それは食品だ。中国のハラルフード(イスラム教の戒律に沿った食べ物)輸出企業は「メッカはイスラム世界の中心。この地を抑えれば世界のムスリムの信頼を得られる」と意欲を示しているが、まだ成功にはほど遠いのが現状だ。

中国はユダヤ教徒向けのコーシェルフード市場では、対米向け食品輸出の約半数をコーシェルフードが占めるなど成功を収めているが、世界のハラルフード市場において中国のシェアはわずか0.1%と苦戦を強いられている。

問題は「信頼性」だ。中国のハラルフードは地方政府レベルの認証を受けたものがほとんどで、信頼性ある国際認証を受けたものは少ない。中国製ハラルフードは信用できないと考えるムスリムが大多数だ。いかに信頼を獲得するかが今後の課題と言えそうだ。(翻訳・編集/増田聡太郎)