スムージー、100%果汁ジュース…「健康ジュース」の賢い選び方って?
 健康ジュース、どう選ぶ?

 スムージーやコールドプレスの登場により、「野菜・果物ジュース」の地位はますます高まっています。しかし、あまりにたくさんの種類があり、どれを選んでいいか迷っていませんか?

 そこで今回は、ジュースの製法ごとにメリット・デメリットを整理。継続的に続けるための賢い選び方をご紹介したいと思います。

◆プロントから新発売の「超健康ジュース」が美味!

【ポイント】
・世界特許技術によるおいしいストレートジュース
・ビタミンCなどの栄養素の破壊が少ない
・スーパーフルーツ&ベジタブルを使用
・価格はコールドプレスジュースの1/2

 そもそも今回のきっかけは、プロントから4月26日(火)に発売開始された健康ジュース「ITT(イット)製法ジュース」(http://www.pronto.co.jp/ittjuice)に感動したこと。

 加熱時間を従来の約1/7(※製造元AMC社の従来品と比較した場合)にすることで、フレッシュ感や栄養をキープしているそう。確かに、市販ジュースとしては驚くほどフルーティーで美味! アセロラ、ケール、ザクロ、アロニア、ビーツなどの美容食材をミックスして作られていて、栄養破壊にも配慮されているのもうれしいポイントです。

 また、美容ジュースとして君臨するコールドプレスよりもリーズナブル(390円)。コールドプレスにはほとんど含まれない食物繊維もたっぷりだし、オリーブオイルを使用したパスタと一緒に楽しむことで栄養バランス・栄養吸収率も高まるし……個人的には久しぶりのヒットアイテムでした。

 それでは本題。その他の健康ジュースについて、製造ジャンルごとに見ていきましょう!

◆濃縮還元100%ジュース(市販)

【メリット】
・安価

【デメリット】
・加熱殺菌によって栄養破壊あり
・香りやテイストがイマイチ
・添加物を使用している可能性あり

 市販ジュースの大半がこのタイプ。原型ジュースの「水分」を飛ばし、濃縮果汁ペーストにしたものを冷凍。工場で新たな水(水道水・井戸水等)を加えて、理屈上100%に戻すという製法。果物が持つ香りや酸味は失われている。冷凍、加熱殺菌を経ているため、栄養残存率は未知数。

【賢い選び方】
・添加物のない製品を選ぶ
・グレープフルーツ・リンゴよりオレンジ・ニンジン・トマトを選ぶ

◆100%ストレートジュース(市販)

【メリット】
・濃縮還元より果実感があって美味

【デメリット】
・加熱殺菌による栄養破壊あり(※ただし、改善商品が登場)

 濃縮還元よりも少々値段が上がるものの、味わいは数段良いものが多い。しかし、原型ジュースを冷凍・加熱処理をしているため、しぼりたてジュースと比べると食感は落ちる。最近、低温ですりつぶす製法のミックスジュースが登場したため、栄養破壊を少なくおさえた商品を選べるように。

【賢い選び方】
・栄養破壊の少ない低温搾汁タイプの商品を選ぶ
・複数の食材が組み合わさったミックスジュースを選ぶ

◆コールドプレスジュース

【メリット】
・栄養破壊が少ない
・果物・野菜に備わっている「酵素」を摂取できる

【デメリット】
・1本1000円前後と高コスト
・食物繊維はほとんど含まれない

 NY、LA発、ヘルスコンシャスな男女を中心に人気定着中の健康ジュース。低速低圧の搾汁機を使用するため、ビタミン・ミネラル・酵素を限りなく保つことが可能だが、食物繊維はカスとして除かれる。数日間食事を摂らずに、このジュースだけを飲み続ける「ジュースクレンズ」は、賛否両論あり。

【賢い選び方】
・数日間経った作り置きより絞りたてのものを選ぶ
・依存し過ぎない(これだけで痩せようと思うのは危険)

◆スムージー(ミキサー使用)

【メリット】
・上記の市販ジュースより美味
・ビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養摂取が期待できる

【デメリット】
・手間やコストがかかる
・コールドプレスよりも栄養破壊は起こりうる

 ミキサーによって食材を細かく粉砕して作るホームメイドジュース。手間はかかるが、濃厚なおいしさが魅力。コールドプレスと比べると、粉砕するときの熱により多少の栄養破壊は免れないが、高速タイプの方が細かく潰されるので栄養吸収率は高まる。また、撹拌時の酸化を防ぐ「真空ミキサー」も要チェック。

【賢い選び方】
・緑黄色野菜やベリー類を加える
・ジュース単品ではなく食事の一環として楽しむ

<TEXT,PHOTO/スギアカツキ>
【スギ アカツキ】
東大卒の食文化研究家。長寿美容食研究家。在学中に基礎医学や生命科学を学ぶ。さらにオーガニックや久司マクロビオティックを学び、独自で料理研究をはじめる。モットーは「長く美しくを、簡単に」。忙しい現代女性に合わせた健康メニューが得意。ヨガ教室や人気ブログ(http://saqai.com/)も手がけている。