「高カロリーで栄養の偏った食事」でなぜ寿命は縮むのか?

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できれば健康で長生きしたいと、誰もが願っているはずです。ただ、この長寿の夢を妨げるような食事があるとご存じですか?

今回は、スウェーデンのゴーセンバーグ(ヨーテボリ)大学の研究を基に、寿命を縮めてしまう食べ物を紹介したいと思います。

 

■高カロリーで栄養の偏った食事は寿命を縮める!?

不健康な食べ物と言えば、何を思い浮かべますか? ハンバーガーやスナック菓子、各種のレトルト食品など、人それぞれ違うと思いますが、あなたの寿命を短くしかねない食べ物は“高カロリーで栄養が偏った食事”。

一概には言えませんが、例えば牛丼など丼もの、コロッケなどの総菜、チーズバーガーなどのファーストフードです。

いずれも炭水化物や脂質が多くカロリーが高い割に、各種ビタミンやカロテノイド、ポリフェノールなどが少ないメニュー。

ところで、どうしてこの手の食べ物が寿命を縮めるのでしょうか? それは、年齢とともに衰える、体の酸化ストレスに対する防御システムが、偏った食べ物のせいで間接的に弱まってしまうからだそうなんです。

 

■酸化ストレスに強くなるには

そもそも酸化ストレスとは何でしょうか? 人が酸素を取り込んで生きていく中で、酸素の一部が活性酸素となります。その活性酸素のネガティブな影響を、酸化ストレスと言います。

酸化ストレスによって人は老化し、がんや糖尿病、動脈硬化、アルツハイマー病などになります。

もちろん、活性酸素はネガティブな影響ばかりではなく、体内で一定の大切な役割を果たしています。しかし細胞にダメージを与えることがあるため、体は活性酸素から身を守る防御システムを備えています。

その防御システムの1つが、ペルオキシレドキシンと呼ばれる抗酸化酵素。残念ながらこの抗酸化酵素は、年齢とともに働きが悪くなってきます。

しかし、日々の食事を気をつけると、この抗酸化酵素を修理する、また別の酵素の働きが活発化するというのです。

結果として抗酸化酵素(ペルオキシレドキシン)の働きが高まり、体が酸化ストレスに強くなるのです。

ゴーセンバーグ(ヨーテボリ)大学の実験では、ビタミンやミネラルの量を減らさず、カロリーだけを減らした食事を実験用のサルに与えたところ、予定よりも長くサルが生き続けたと確認されています。

炭水化物や脂質ばかりでその他の栄養が含まれていない食べ物を口にするのではなく、カロリーを抑えながら緑黄色野菜やフルーツ、ナッツ類、大豆などをバランスよく口にしたいですね。

 

いかがでしたか? ちなみに抗酸化の働きを持つ栄養素としては、ビタミンC、ビタミンE、カロテノイド、ポリフェノールなどが知られています。

多く含まれる食品としては緑黄色野菜や果物、海藻、大豆など。カロリーを抑えつつ、こうした食べ物を意識して日々摂り入れたいですね。

(ライター 坂本正敬)

 

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【参考】

※ Live longer with fewer calories - University of Gothenburg

※ 活性酸素と抗酸化ストレス : e-ヘルスネット - 厚生労働省

※ 井口登美子(2003)『ウィメンズ・メディカ 女性の〈からだと心〉安心医学』(小学館)

 

【画像】

※ ChameleonsEye / Shutterstock