かつては恋人同士のようにべったりで、毎日一緒にいる関係性だったのに、いつからか相手の名前も口にしなくなったり、まったく付き合いがなくなったりするママ同士もいる。

そうした「親友」から「絶縁」へと急展開で変わるママ友って、どんな付き合いなの? ファインコーチングの山崎洋実さんは次のように話す。

「『親しき仲にも礼儀あり』ですし、人間関係は押したり引いたりすることが必要。どの程度ならいいのかとよく聞かれますが、子育てや人間関係は数値化できないものなので、“嗅覚”が大事ですよね」(山崎さん 以下同)

もちろん「親友→絶縁」までいってしまう前に、相手の苛立ちや怒り・不快感のサインはいくつもあったはずだが、それでも気づかない人はいるものだ。

例えば、親しくなるうちに、相手に甘えすぎて避けられたり、遠慮がなさすぎて相手を傷つけたり…。そうした積み重ねから生じる大きなトラブルを避けるためには、付き合い方のコツがあると山崎さんはいう。

「大切なのは、相手が『イヤ』と言いやすくなるスキを作ること。日本人はもともと断るのが苦手な人が多いので、『無理のない範囲でね』と言うなど、相手にNOを言わせる気づかいを持ちましょう」

●親しい人と疎遠になるのは、ステージが変わるとき!

親しかった相手と疎遠になるのは、誰でも寂しいもの。だが、大きなトラブルがあったわけでも、互いに嫌いになったわけでもなく、疎遠になるケースもあるという。

「ママ友同士に限らず、人間関係は自分のステージが変わるときに入れ替わることがあります。例えば、キャピキャピしていたママが、さまざまな教室に通ったり、勉強したりすることで、見ているもの・見えてくるものが少しずつ変わってくることもあります。すると、付き合う人も変わってくるものです」

また、仕事も人間関係も、手放すことで、次の新しいモノが入ってくることは多々ある。それは、次のステージに移るタイミングである場合もある。

どちらが悪かったわけでもなく、親しかった人と疎遠になる場合、後で思えばそれは「自立」「成長」による変化であり、自然の流れなのかも。

(田幸和歌子+ノオト)