リオ五輪に向け準備を進める手倉森監督「ポリバレント性を植え付けたい」

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 リオデジャネイロ・オリンピックまで3カ月を切り、U−23日本代表は11日にガーナ代表との国際親善試合「MS&ADカップ 2016 〜九州 熊本震災復興支援チャリティーマッチ がんばるばい熊本〜」を戦う。五輪本大会に向けて準備を進める手倉森誠監督は、「このガーナ戦を皮切りにトゥーロン国際大会、6月の国際親善と本大会に向けての強化試合を行っていく。5月は強化をしながら、メンバーの絞り込みを加速させていくようになる」と選手たちにさらなる奮起を促した。

 今回、ケガから復帰したばかりのFW浅野拓磨(サンフレッチェ広島)やDF植田直道(鹿島アントラーズ)、MF大島僚太(川崎フロンターレ)らが順当に選出された一方で、キャプテンのMF遠藤航(浦和レッズ)や所属クラブで好調を維持するGK中村航輔(柏レイソル)が過密日程などを理由に招集を見送られた。指揮官は、今月18日から参加するトゥーロン国際大会ではメンバーを入れ替えると明言。「入れ替えることを話しながらキャンプを行っていきます。置いていくと決断した選手は、このガーナ戦がすごく大事になってくる」と選手たちの競争意識を高めた。

 本大会の登録メンバーは18人。オーバーエイジで最大3枠を活用すると考えると、残り15人に入らなければならない。生き残りを懸けた争いが激しさを増す中で、指揮官は「選手一人一人にポリバレント性を植え付けないといけない。現時点では、3分の1以上は2つのポジションができる選手がいなければいけないと考えています」との見解を示した。

 日本はリオ五輪でナイジェリア、スウェーデン、コロンビアと同組に属している。手倉森監督は、今回の試合が本大会初戦の対ナイジェリアを想定できるいい機会だと位置付け、4−4−2のシステムで臨むと明かした。

「アフリカ勢の予選から勝ち抜いてきた国々を見ると、若さからくるゲームコントロールの間延びが見られる。オープンにした状況で付き合うと、絶対に身体能力でやられるので、コンパクトさを武器に戦うなら4−4−2がいいと考えている。その確信が持てるように、今回の試合でトライしていきたい」

 本大会までの残された時間は多くない。「チャンスを十二分に生かす覚悟を示してほしい」という指揮官の期待に応えられるか。手倉森監督は「(本大会に向けた)軸になりたければ頑張れ」と活を入れた。