5日、韓国の朴槿恵大統領が北朝鮮住民の日常を描いたドキュメンタリー映画を脱北者らと共に鑑賞したとの報道に、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。資料写真。

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2016年5月5日、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は、ソウル市内の映画館で北朝鮮住民の日常を描いたドキュメンタリー映画「太陽の下」(原題)を鑑賞した。韓国・ニューシスなどが伝えた。

映画館には国家功労者や脱北者ら50人余りが招かれ、朴大統領と共に映画を鑑賞した。「太陽の下」は、ロシアのビタリー・マンスキー監督が北朝鮮に1年滞在し、平壌に暮らす8歳の少女ジンミの生活を通して北朝鮮の実情を描いたドキュメンタリーだ。先月27日に世界に先駆けて韓国で公開された。

5日は韓国では子どもの日で祝日。また今年は内需拡大と経済活性化を目し韓国政府が6日を臨時公休としたことから、4連休の初日に当たった。朴大統領はこの日、ショッピングモールを訪れ国民と言葉を交わすなどした後、映画鑑賞に向かった。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられたが、うちユーザーの最多の共感を得た声は「『鬼郷』は見ないの?」というものだった。「鬼郷」は実話を基に韓国の従軍慰安婦を描いたとされる映画で、今年2月の公開以来、韓国でヒットとなっている。韓国では、大統領こそがこの映画を鑑賞し「慰安婦の実情」を知るべきとの声が強いのだ。

また他には「『ダイビング・ベル』は見ないの?」という声も目立つ。こちらは14年4月に韓国で起こったセウォル号の惨事について、当時の韓国政府の対応を批判的に描いたドキュメンタリー映画だ。

さらに「今どき反共映画だなんてあきれる。いつの時代だよ?」「北朝鮮住民もかわいそうだけど、最近は韓国国民の方がより哀れだ」「他国の実情よりわが国の実情を見て」「今は2000年代なのに、大統領の認識は1960か70年代…」「子どもの日には、子どもたちに夢と希望を与える映画を見るべき」など、鑑賞した映画のテーマに関するコメントが多く寄せられた。

一方で、「他にやることがないんだろう」「映画を見る時間はあるみたいだね。国はめちゃめちゃなのに」「映画なんて見てる場合?あなたがやらなきゃいけないことは山積みなのに」と、映画鑑賞自体を批判する声もあった。(翻訳・編集/吉金)