マンションの”隠れワケあり物件”を見抜く方法【不動産業者がバラす】
 引っ越しをしてみたら、実はそこはワケあり物件ってこと、珍しくないそうです。人間関係のトラブルがあったり、建物に欠陥があったり……そんな住まいは、なんとしても避けたいですよね?

 そこで、今回は近著『不動産業界の人だけが知っている新築マンションは買わないほうがいいワケ』が話題の不動産コンサルタント・城戸輝哉さんに“隠れワケあり物件”のシグナルを内見の際に見逃さない方法を聞いてみました!
(以下は城戸さんの話)

◆1.視察のとき住人に挨拶してみる

 物件を見にいった際に、自然な感じでやってもらいたいのが、マンション内ですれ違った人に「こんにちは!」と笑顔で挨拶してみることです。人間関係が良好で、問題を抱えていないマンションであれば、相手も笑顔を返してくれる確率が高いはず。

 コミュニケーションが円滑でないマンションは住み心地も悪いですし、共用部分の管理も荒れがちになります。とても大切なことなので、ぜひ恥ずかしがらずやってみてください。

◆2.管理人さんにも話しかけてみる

 あとは管理人さんにも挨拶しておくのがオススメです。それによって、管理人と住人が気軽に挨拶を交わす関係かどうかがわかります。管理人さんの対応が不自然ならコミュニティに問題があったり、何かしらネガティブな要素が隠されていたりする可能性があります。

 逆に管理人さんが自分の担当マンションのことを誇らしげに語るなら、建物の管理状況も良好で、住人コミュニティも良い雰囲気だろうと期待できます。

◆3.「入居者の話を聞きたい」と不動産業者に頼んでみる

 もし、信頼のおける不動産業者さんと一緒に住まい探しができるのであれば、検討しているマンションに住んでいる入居者で、話を聞かせてもらえる人はいないかどうか聞いてみてください。「そんな都合のいい話なんて……」と思われるかもしれませんが、可能性は意外にあるのです。

 ある程度、同じエリアでオススメ出来る物件は限られてきます。親身になって相談に乗ってくれる頼りになる不動産業者さんなら、結果として、同じマンションに仲介後も信頼関係を築いているクライアントが何組かいるということも珍しくありませんので。

 このようなルートで住人の「リアルな声」を仕入れられれば、住んでいる部屋を見せてもらったり、住んでみての感想を聞かせてもらったりすることが可能かもしれません。管理組合の理事会に参加している住人の話も聞くことができれば、リアルなことがわかるので、相当な安心感になると思います。

 ついでに、近所の便利なお店情報や周辺環境のことなども聞けると、住んでからの生活も想像しやすくなるはずです。

 購入を検討している住戸の上下左右の住人に直接挨拶に行って、「今、検討しているところなんですが」と伝え、管理状況からコミュニティの雰囲気をヒアリングしてきたという方も以前、お客さんでいらっしゃいました。管理人さん以外でも、清掃業者、宅配業者などに客観的なイメージや評判を聞くチャンスがあったら、迷惑にならない程度にトライしてみるのもいいかもしれません。

 賃貸の場合もそうですが、購入ならなおさら住民コミュニティは大事なんです。住み心地や雰囲気は、物件データを見ているだけではわからないので、必ず現地に行って、声を聞いて確かめてみましょう。

<TEXT/女子SPA!編集部>
【城戸輝哉氏】
建築・リノベーションプロデューサー、不動産コンサルタント。自身がCEOを務める「スマサガ不動産」が「営業マン不在・物件広告なし」という業界の常識を覆すスタイルを確立し、大きな注目を集める。初の著書となる『不動産業界の人だけが知っている新築マンションは買わないほうがいいワケ』が好評発売中。