電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、英国のデジタルOOH(屋外・交通広告)専門の広告会社「Liveposter Limited」(ライブポスター)の株式77.2%を追加取得することで、同社株主と合意したと発表した。

同社株式の22.8%は既に「電通イージス・ネットワーク」が保有しているため、今回の合意により同社を完全子会社化することになる。なお、ライブポスターの2015年12月期の収益は155万イギリスポンド(約2.4億円)。

ライブポスターは、協力関係にある各国のデジタルサイネージ関連企業やそのネットワークを通して、世界中のサイネージに向けてリアルタイムでコンテンツ配信を行っており、天候、交通機関の発着時間、スポーツ競技での得点時、SNS投稿データといった第3者データと連動し、数万通りのクリエーティブを同時に生成できるデジタルOOH配信ツール「Liveposter」(ライブポスター)を保有していることに特徴があるという。

世界全体のOOH広告に占めるデジタルOOH広告のシェアは上昇傾向が続いており、英国では2019年にその比率が54%になる見通しだという。電通では、こうした状況を踏まえ、ライブポスターを完全子会社化し、同社のグローバル展開を加速させることにしたという。

電通では今後、世界各地に展開するPosterscopeをはじめとするグループ各社との連携を強化することで、シナジーの創出を図っていくという。

(丸山篤)