海上保安庁に拿捕された台湾漁船帰還  船長は涙ながらに家族と抱き合う

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(屏東 5日 中央社)沖ノ鳥礁(日本名:沖ノ鳥島)近海で日本の海上保安庁に先月25日に拿捕され、翌日解放されていた屏東県琉球郷の漁船「東聖吉16号」が5日、地元の漁港に到着した。潘建鵬船長は、埠頭で出迎えた母親や妻と抱き合い、涙を流しながらこれまでの不安や思いを明かし合った。

張善政・行政院長(首相)も慰問のため、漁港に駆け付けた。張院長は家族に対し、政府が家族に代わって恨みを晴らすと約束。引き続き漁船保護を強化する方針を示した。

同漁船は日本が排他的経済水域(EEZ)を設定する沖ノ鳥周辺で拿捕された。台湾側は沖ノ島を「岩」とする政府の立場を示し、周辺にEEZは設定できないと指摘。日本に漁船を拿捕する権利はないとして、台湾の各界では日本に対する不満が噴出している。

(郭シセン、陳朝福/編集:名切千絵)