インテル、昨年加入の4人をもう放出?

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『Gazzetta dello Sport』は「イタリア・セリエAのインテルは、4名の選手を今夏で放出する方針である」と報じた。

この4名はDFアレックス・テレス、MFフェリペ・メロ、FWアデム・リャイッチ、そしてFWステヴァン・ヨヴェティッチであるとのことだ。全て昨年夏に加入した選手だ。

そのうちフェリペ・メロについては、チリ代表ガリー・メデルの去就が大きく関係してくるという。

メデルに対してはロシア、アルゼンチンのリーグから強い関心が寄せられていると伝えられており、移籍するかどうかは本人次第となっている。

もしインテルを離れてしまった場合、フェリペ・メロについてはチームに残すという方針になる可能性が高いとのこと。先日はガラタサライに帰りたいという意志を明らかにしているが、インテル以上にそちらは経営難に陥っているため実現は難しい。

アレックス・テレスは、現在ガラタサライからのローン中。買い取りオプションは850万ユーロ(およそ10.6億円)に設定されており、インテルはこれを支払わず、その投資をジャネル・エルキン(フェネルバフチェ、今夏でフリーになる)を誘うために使う方針であるそうだ。


また、アデム・リャイッチについてもローン移籍中であるが、その購入オプションが1100万ユーロ(およそ13.7億円)と高額であり、エベル・バネガが獲得でき次第放出を決める予定だという。こちらについてはセビージャとの交渉がうまく進んでいないようで、まだ時間はかかりそうだ。

そして、ヨヴェティッチについては、現在2年レンタルの1年目であるが、『買い取って転売』という方針だという。

1450万ユーロ(およそ18億円)を保有権者のマンチェスター・シティへ支払い、その上でアトレティコ・マドリーなど関心を持っているクラブへ売却するというプランがあるようだ。

先日から中国への株式売却が進んでいると伝えられるインテル。チャンピオンズリーグ出場権を逃したために今後どうなるかは分からないが、もし大きな投資があるならば彼らを買い取ることは難しくない。

しかし現状のインテルは大きな赤字に苦しんでいると言われており、このまま交渉がうまく進まなければ、彼ら4選手を留めておこうとする方がリスクが高い選択になるだろう。