巡視船「南投艦」

写真拡大

(台北 5日 中央社)科技部(科学技術省)の海洋調査船「海研1号」が4日午後、北部・新北市の三貂角沖(与那国島近海)で日本の海上保安庁の巡視船から妨害を受けていたことが5日、海岸巡防署(海巡署、海上保安庁に相当)のキョウ光宇・副署長の話で分かった。(キョウ=龍の下に共)

キョウ氏によると、妨害を受けたのは、台湾側が漁船などの護衛任務を行う「暫定執法線」内の海域だった。連絡を受けた海巡署が巡視船「南投艦」(500トン級)を現地に派遣し、事態は5日午前3時過ぎに収束した。

科技部自然科学及び永続研究発展司の陳于高・司長は、台湾東部の一部海域は台湾と日本の主張する排他的経済水域(EEZ)が重なっているため、周辺海域を航行する海洋調査船は、常に日本側の「関心」を引いてきたと指摘した。

陳氏は、調査船は年に約200日間航海に出ており、今回のような状況は数え切れないほど発生していると強調。だが、緊張状態となるのを避けるため、台湾側は大抵控えめに対応してきたと語った。

(楊淑閔、林孟汝/編集:杉野浩司)