5日、韓国人監督がメガホンをとる中韓合作映画「我的新野蛮女友」と「夢想合夥人」が最近、相次いで封切られたものの、興行収入が伸びていない。近年、韓国の映画監督や製作チームが中国で映画を製作するというのは決して珍しくないが、興行収入は不調が続いている。

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2016年5月5日、韓国人監督がメガホンをとる中韓合作映画「我的新野蛮女友(My New Sassy Girl、邦題:猟奇的な2番目の彼女)」と「夢想合夥人(Miss Partners)」が最近、相次いで封切られたものの、興行収入が伸びていない。近年、韓国の映画監督や製作チームが中国で映画を製作するというのは決して珍しくないが、興行収入は不調が続いている。ここ数年、韓国ドラマが中国で大人気となっているため、多くの人が「韓国ドラマは人気になるのに、なぜ韓国人監督がメガホンを取った映画は売れないのか?」との疑問を抱いている。広州日報が伝えた。

「我的新野蛮女友」の前作となった「猟奇的な彼女」は15年前の2001年に韓国映画として上映され、アジア中で大ヒット。名作恋愛映画と称された。そして、今年、チョ・グンシク監督がメガホンを取り、中韓合作映画として続編の「我的新野蛮女友」が製作され、前作にも出演した俳優のチャ・テヒョンの恋人として、中国出身の女優・宋茜(ビクトリア)が抜擢された。しかし、4月22日に封切られて以降、ネットユーザーから「最悪な作品」との声が上がるなど、議論を巻き起こし、11日間の興行収入はわずか3390万元(約5億5935万円)と散々な結果となっている。

低調なのは「我的新野蛮女友」だけでなく、大ヒットドラマ「星から来たあなた」のチャン・テユ監督がメガホンを取った「夢想合夥人」の興行収入も予想を下回っている。各分野において大ヒット間違いなしと思われた同作品だが、蓋を開けてみると興行収入が全く伸びず、上映4日でわずか6000万元(約9億9000万円)。同じく4月29日に封切られた「北京遇上西雅図之不二情書(Book of love)」を大きく下回っている。

これまでにも、中韓合作映画が数々製作されてきたが、「風土になじまない」ケースも少なくない。その原因の一つに、文化の差という大きな壁がある。中韓両国は距離的には非常に近く、よく似た生活習慣や文化もたくさんあるが、実際に共同作業をすると、文化の差がやはり避けられない問題となる。「夢想合夥人」のチャン・テユ監督は「両国には文化の差があるため、女性の起業はよく理解できない」と語ったことがある。

次に、中国で映画を製作した後の創作テーマも、原因の一つだろう。例えば、中韓合作映画「ミスターGO!」の興行収入は、韓国より中国の方が良かった。韓国の製作会社show boxの関係者は「中国人と韓国人の映画観賞の習慣や好きなジャンルが違うからだろう。中国の映画市場では商業系の映画が人気になるのに対し、韓国の映画市場では小衆系の映画が人気になる」と分析している。

その他、中国で映画を製作すると、撮影の周期が短くなり、映画のクオリティー低下につながってしまう。韓国のチャン・チョルス監督は「韓国では映画1作品の製作に通常3カ月必要。でも、中国で製作するとなると1カ月半でクランクアップしなければならない」と説明する。それは、中国の多くの製作会社が、利益を出すことばかりに思いを費やすあまり、製作に多くの時間をかけるのを嫌がることが大きな原因の一つだ。

そのため、さまざまな困難を乗り越えるために、中韓双方の映画関係者は共に試行錯誤を続け、努力することで初めて双方にとって価値ある提携の道が開けるだろう。(提供/人民網日本語版・編集KN)