2日、物言う企業家として知られる任志強氏はメディアの共産党への絶対服従に異議を唱えて批判されている。写真は任志強氏の自伝。

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2016年5月2日、独ラジオ局ドイチェ・ヴェレ中国語サイトによると、メディアの党への忠誠を疑問視した任志強(レン・ジーチアン)氏に1年間の観察処分が下された。

今年2月、習近平(シー・ジンピン)国家主席は中国中央テレビ(CCTV)を視察したが、局内の電子スクリーンに「CCTVの名字は“党”、絶対の忠誠を誓います」とのメッセージが表示されていた。中国においてメディアは「共産党の代弁者」と位置付けられているが、「名字は“党”」という新たな言い回しで忠誠心を表明した格好だ。

“物言う企業家”として知られる任志強氏はSNSで「メディアが人民の利益を代表しなければ、人民は捨て去られる」などと批判。官制メディアから激しく批判されていた。北京市西城区共産党委員会は厳重に処罰すると表明、このたび処分が発表された。「党の路線、方針、政策などに違反する誤った言論があり、党の政治紀律に違反している。党籍は保持するが1年間の観察処分とする」との内容だった。(翻訳・編集/増田聡太郎)