SpaceXが『バットマンvsスーパーマン』のデザイナーに宇宙服のデザインを依頼。2017年に発表の見込み

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Falcon 9 ロケットの洋上着陸を成功させ、さらには火星へ宇宙船を送り込もうと勢いづいているSpaceXが、自社開発の宇宙服のデザインをスーパーヒーローもののコスチュームデザインで知られるホセ・フェルナンデスに申し込んでいたことがわかりました。フェルナンデスは最近では『バットマン vs スーパーマン』、『キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー』のコスチュームデザインを手がけています。フェルナンデスは総合情報サイトBLEEPからの取材に対し、SpaceXから彼の会社Ironheadに対し 「スタイリッシュ」で「ヒロイック」なデザインの宇宙服を作るよう依頼があったとしています。これは、NASAが2014年に火星向け宇宙服のコンセプトとして発表した"Z-2"とは対極に位置するデザインを求めたと言っても良いかもしれません。

 

左:映画『オデッセイ』の宇宙服 右:NASAが発表した火星用宇宙服"Z-2"
 

ただ、フェルナンデス自身はSpaceXを映画のタイトルだと思い込み、その映画に出てくる宇宙服のデザインを依頼されていると勘違いしていたそうで、後から本物の宇宙服の依頼と知ったのだとか。

SpaceXはフェルナンデス意外にも4つのデザイナーに同様の依頼をしていることを告げ、イーロン・マスクCEOへのプレゼンのために、2週間でデザイン案をまとめるよう指示しました。しかしそれは宇宙服1セットのデザインにはあまりに短く、フェルナンデスはヘルメット部分意外は納得行くデザインができなかったとのこと。

ただ、フェルナンデスによると結局SpaceXとともに6か月をかけて宇宙服のデザインを仕上げ、現在SpaceXはそのデザインをもとに宇宙服としての機能を盛り込んでいる最中で、来年にはこの宇宙服が公式に発表されることになるだろうとのこと。



フェルナンデスのデザインかは不明ながら、Crew Dragon宇宙船の紹介動画にはSpaceXオリジナルの宇宙服が見切れています

これまでの宇宙服といえば、まず宇宙空間や月といった場所で生命を維持するための機能を備えるのが最優先で、そこには(機能美という言葉は思い浮かぶものの)デザイン性というものは存在しませんでした。ただ型破りな事業展開で突き進んできたイーロン・マスクならば、宇宙服に格好良いデザインを求めるのもわかる気がしないでもありません。フェルナンデスの言葉どおりなら来年お披露目になるという「スタイリッシュな宇宙服」、楽しみに待ちたいところです。

下はお蔵入りとなったティム・バートン版『スーパーマン』のためにフェルナンデスがデザインしたコスチューム。主演はニコラス・ケイジが予定されていました。