食害対策の切り札なるか  農業改良場がプラ製ネットの普及に注力/台湾

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(台北 4日 中央社)農業委員会台東区農業改良場は、動物が果樹園などで栽培されている果物を食べる食害対策の一環として、木を丸ごと覆えるプラスチック製ネットの普及に取り組んでいる。安価に収穫量の増加が見込めるメリットを強調し、利用を促したい考えだ。

同改良場の陳信言・場長によると、サルは頭がよく、何も対策をとっていない山間部に近い果樹園では、8割以上の果物が食べられてしまうという。だが、ネットは歯で噛み切れないため、保護の効果は抜群。副研究員の陳奕君さんは、1ヘクタールあたりの費用は1600台湾元(約5300円)で、10年にわたり繰り返し使えると強みを語る。

毎年被害に遭う場所から段階的に設置するだけでよく、1度に敷地内にある全ての樹木をネットで覆う必要はないことから、経済的負担も少ない。ただ、ある程度はそのままにしてサルに食べさせれば、ネットや果物への影響をさらに低減できると奕君さんはアドバイスしている。

(楊淑閔/編集:齊藤啓介)