資料写真=礁渓の温泉公園で足湯を楽しむ台湾の女性たち

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(台北 3日 中央社)宜蘭地方法院(地裁)はこのたび、宜蘭県礁渓郷で摘発された違法風俗サービスをめぐる裁判で、宿泊業者や仲介人、従業員の女性ら12人に対してそれぞれ2〜6カ月の懲役または6〜18万台湾元(約19万6600〜58万9900円)の罰金を科す判決を下した。同様のケースとしては比較的軽い判決となる異例の結果となった。

判決文では、性風俗は人類最古の職業とされ、古くからそれを断ち切ることはできなかったと明言。加えて、2011年11月には社会秩序維護法が改正され、直轄市や県、市政府はいわゆる赤線地帯の設定が認められたものの、実際には運用されていない現状に言及した。

また、性風俗産業の従事者の多くは生活困窮者で、台湾の社会的風土から、不法な営業を余儀なくされているとしたほか、台湾の同産業従事者は日本のアダルトビデオ出演者に比べて軽視され、矛盾が生じていると指摘。今回摘発された女性らが強制的に従事させられていた事実はなく、未成年者もいなかったとして、犯罪の程度は軽いと認定したとしている。

一方、宜蘭地検は判決を受け、上訴しない考えを示している。

(沈如峰、黄旭昇/編集:齊藤啓介)