日本統治時代の映画館、博物館に  映像文化の歴史伝える/台湾・新竹

写真拡大

(新竹 3日 中央市)1平方キロメートル以内に古跡や歴史的建築物を26カ所擁し、台湾で最も高い古跡の密度を誇る北部・新竹市の旧市街地。歴史の息吹を感じる同エリアに、「新竹影像博物館」はある。日本統治時代に建設された映画館を再利用した同博物館は、台湾における映画の歴史を紹介している。

博物館の建物は1933(昭和8)年、当時台湾初の空調を備えた劇場「有楽館」として建設。1944年に連合国軍の空襲により屋根が爆撃を受け、室内の座席は全て破壊されたものの、四面の壁は被害を免れた。その後、1946年と1999年の2回におよぶ修復工事を経て、2000年5月21日に博物館として新たなスタートを切った。

館内には保存状態のいい古いカメラや映写機、蓄音機など映画関連の文物が展示されているほか、座席数200席以上のホールも設置されている。台湾のインディペンデント映画や過去の名作などを上映するのに加え、夏休み期間中には子供向けの映画祭も開催される。

5月18日の「国際博物館の日」に合わせ、博物館では、長年にわたり台湾映画やドラマの発展に貢献している新竹出身の女優、ワン・マンチャオ(王満嬌)さんにスポットを当てた特別展を今月1日から31日まで行う。

また、文化部は「国際博物館の日」を機に多くの人々に博物館に親しんでもらおうと、各地の博物館で各種イベントを実施する。

(魯鋼俊/編集:名切千絵)