2日、中国で検索サイト「百度」に表示された医療広告を信じてがん治療を受けた大学生が死亡し、注目を集めている。写真は百度のオフィスビル。

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2016年5月2日、鳳凰網によると、「魏則西事件」に新たな動きがあった。中国国家ネット情報弁公室が調査団を百度(バイドゥ)に派遣した。

今、中国のネットで最も注目を集めているのが魏則西事件だ。滑膜肉腫というがんにかかった大学生の魏則西(ウェイ・ザーシー)さんはいくつもの病院で治療を受けたが、効果はなかった。かすかな望みをかけて中国検索サイト最大手「百度」で情報を探していたところ、武装警察北京総隊第2医院で画期的な治療法があるとの情報を発見した。

親戚友人から借りてどうにか集めた20万元(約330万円)余りで治療を受けたが、効果はなく4月12日に死亡した。死去の前、魏さんは武装警察北京総隊第2医院で受けた治療は効果がないとして海外では行われていない治療だったと無念の言葉を残している。

魏さんの死は注目を集めているが、批判の的となっているのが「百度」だ。いかがわしい医療情報が広告として表示されているとして以前にも問題になったことがある。世論の盛り上がりを受け、国家ネット情報弁公室は調査団を派遣している。(翻訳・編集/増田聡太郎)