Mクラス改めGLEとなったメルセデス・ベンツのプレミアムSUV。

昨年10月の登場時は、5.5L V8直噴ツインターボを積む超モンスター級SUVの「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC」をのぞき、3.0L V6の直噴ディーゼルターボのみという設定でした。

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ガソリンとディーゼルを設定するSUVの場合、ディーゼル比率が高くなる傾向はメルセデス・ベンツに限らず、BMWやボルボ、マツダなどの他メーカーにも当てはまるでしょうが、1740万円という「63 S」の価格もまさに別格ですから、ガソリンが欲しい人にニーズには応えないのかな、と感じていた方も多いはず。

4月27日に発売された「メルセデスAMG GLE 43 4MATIC」は、AMGだけに価格も1150万円と、1740万円の「63 S」ほどではないにしても1100万円台を超えています。

注目のエンジンは、メルセデスAMGが専用開発した高出力のV6を搭載。最大圧力200barのピエゾインジェクターとスプレーガイド式燃焼システムによって、常に最適な燃焼状況を作り出せるのが特徴。

さらに、シリンダーウォールには摩擦低減と高強度を実現する「NANOSLIDE」加工が施されるなど、メルセデスAMG自慢の最新技術により、最高出力は367ps、最大トルクは520Nmに達し、0-100km/h加速は5.7秒を誇ります。

駆動方式はパフォーマンス志向の4WDシステムである「AMG 4MATIC」が採用されていて、高性能エンジンのパワーを四輪に最適に配分するなど、メルセデスAMGの技術を活用。

強烈な発進加速はもちろん、高速走行時の安定性、ハイスピードコーナリング、コーナー立ち上がりでの加速など、SUV離れした走りを支えています。

トランスミッションは、メルセデスAMGのラインアップとして初めて9速ATの「9G-TRONIC」が採用されています。ダイナミックなレスポンスにドライビングフィールと、滑らかで俊敏な変速が身上で、多段化によりひとつのギヤが受け持つ速度域が狭くなるため変速ショックとエンジン回転数の上昇を抑制するなど、燃費だけでなく静粛性にも寄与するもの。

ほかにも、走行状況に合わせて4輪それぞれを電子制御する「AIRマティックサスペンション」を採用。連続可変ダンピングシステムとの組み合わせで、快適な乗り心地とダイナミックな走行性能を高いレベルで両立したとしています。

また、5つのモードが選択可能な「AMGダイナミックセレクト」も装備され、クルージングからダイナミックな走りまで状況に応じて、エンジンやトランスミッションの特性、やステアリング特性、サスペンションの減衰特性まで変化させることが可能。

安全装備も、車格を表すGLEの「E」からも分かるように、Eクラスにも導入されている最新鋭の技術が標準装備されていて、「レーダーセーフティパッケージ」をはじめとする安全運転支援システムによる万全の構えになっています。

(塚田勝弘)

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