レスターのみなさん、プレミアリーグ優勝、本当におめでとうございます。快挙に胸が熱くなりました。

正直に言って、僕は中盤戦以降、きっと順位を下げていくだろうと思っていました。ですが、「チームコンセプト」「監督の采配」「惜しみないプレー」が最後まで崩れなかったことが結果に結びつきました。

もっとも、その3つの要素だけで勝てるほど甘いリーグではないでしょう。僕はトップに上り詰めることが出来たのは、やはり「勢い」と試合ごとに深めていった「自信」ではないかと思っています。

それにしても、最後まで「自分たちに出来ること以上のプレーをしない」「必要なことだけをやる」という、潔さが崩れなかったのは見事でした。少しでも甘いプレーをすればそこから崩れていったことでしょう。ですが、レスターはそんなことはしませんでした。

そしてそのチームに日本人がいるというのは、本当にうれしいことです。岡崎慎司がプレミアリーグに移籍することになったとき、大型DFを相手にして分が悪いだろうというのが当初の大方の予想でした。それをはね返しての活躍は、本当にすばらしい。

僕は岡崎が活躍できたのを、「勝てるところで勝つ」という考えを貫けたからだと思っています。体格では大きく劣るから、フィジカルでは勝てない。だけど、一瞬の動き出しやこぼれ球への反応だったらトップクラス。だったらどんなプレーをするか。

僕も身体は決して大きなほうではなかったから、いつもそんな「判断」「動き」「ポジショニング」に気を付けていました。岡崎もそれを高いレベルで実戦していたと思います。

もちろん、惜しみない運動量と献身性も評価されたことでしょう。ですが、それ以上にゴールへのこだわりを持ち、「得点しないと生き残れない」とゴールを目指し続けた姿勢こそが、岡崎の成功の礎となっています。

レスターが、強くなるためには資金が必要だという考え方に一石を投じてくれました。そしてこのレスターの躍進に、日本が学ぶべき点が多々あると思っています。