1日、戦略的備蓄と中小化学工場向けに、中国で新たな原油需要が生まれている。資料写真。

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2016年5月1日、参考消息網によると、中国が驚異的な低価格で石油を備蓄、スーパータンカー83隻が中国に向かっている。

原油価格の低迷が続いている。その要因の一端を担っているのが中国だ。経済低迷に伴う中国の需要減少が価格下落を引き起こした。しかしその中国で新たな需要が生まれている。第一に戦略的備蓄だ。安全保障の観点から中国は大型備蓄施設を次々と建設し、備蓄用の原油を購入している。今年第1四半期は平均1日78万7000ガロンの原油が戦略備蓄に回されている。現在も83隻ものスーパータンカーが中国に向かっているという。

そしてもう一つのポイントが中小化学工場の需要だ。従来は大手国有企業が原油輸入を独占していたが、規制緩和により中小の化学工場が直接原油を輸入することが可能になった。これらの新たな需要は原油市場にとってプラス材料となりそうだ。(翻訳・編集/増田聡太郎)